松永総研

北浜の虎と呼ばれた男

原油市場パート2

10月17日

原油市場パート2

ゴールドマン・サックスの17日付けのレポートでは、「イランとイラクにおける新しい地政学的緊張が原油相場に及ぼす影響は引き続き非常に不透明」との見方を示しました。それによると、「米国がイランへの経済制裁を再発動した場合、当初は数10万バレルのイラン産原油輸出がリスクにさらされる。ただ、他国による支持がなければ即座に生産が日量100万バレル減少したり、輸出が減少することは見込みにくい。ただし、イラク中央政府との衝突が激化しているクルド勢力とは異なり、イランによって中期的に混乱し続けるリスクが生じる可能性はある。」と説明しております。

キルクークの状況については、大きな戦闘もなしにイラク軍がキルクーク市の中心に入り、これを制圧したと報じられております。イラク軍がキルクークを制圧した時に、バルザニ議長に反対する側の民兵が戦闘もなしに撤収してとして、クルド自治政府が「裏切り」と非難していることも伝わっております。クルド自治政府では、バルザニ議長派のクルディスタン民主党(KDP)とタリバニ氏率いるクルディスタン愛国同盟(PUK)の2大政党の対立が長年続いております。アルジャジーラ・ネットでは、「クルドの内部対立がキルクークを引き渡し、クルド国家の夢を終わらせるか?」との記事も掲載されております。クルド民族の悲願の独立は、2大政党の対立により達成することは難しいとの報道もいくつか目にするようになりました。1990年代には、タリバニ氏率いるPUKとバルザニ議長率いるKDUが抗争を続けていただけに、クルド自治政府の2大政党の対立が「イラク中央政府とクルド自治政府の対立」を沈静化させることになる可能性も出てきたようです。ここは、中東の地政学的リスクが沈静化する可能性に注目かもしれません。

天然ゴム市場パート8

10月17日

天然ゴム市場パート8

東京ゴムにおけるファンドなど外国商品先物取引業者経由のポジションは、東京ゴムが210円付近まで下落した9月21日から売り越しに転じ、本日の194円付近まで売り進んで、売り越し枚数を5千枚程にまで拡大させました。単純に計算すれば、ファンドの売り玉平均価格が202円付近となる計算です。それにより、202円付近を上回り始めると、値洗いマイナスとなったファンドの手仕舞いの買い戻しが本格化する可能性もあります。

東京ゴムの1カ月ほど前から続く下落トレンドで形成された右肩下がりの上値抵抗線が200円付近まで下落してきました。それにより、明日からのテクニカル的なポイントは、200円付近の上値抵抗線となりそうです。この上値抵抗線を上回り始めると、トレンド転換となる可能性が高まります。

上海ゴムのテクニカルでは、1カ月ほど前から続く右肩下がりの上値抵抗線を2日連続で上回り、トレンド転換となってきました。それにより、右肩上がりの下値抵抗線を構築する可能性が出てきました。上海ゴムに関しては、先週11日の1万2920元の安値から続く右肩上がりの下値抵抗線を形成し続けることが出来るかが注目点となりそうです。


東京ゴムの日足2
上海ゴムの日足2

 

※チャートの情報提供元は(株)エムサーフです。チャートの著作権は、(株)エムサーフに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、株式会社エムサーフは一切の責任を負いません。



天然ゴム市場パート7

10月17日

天然ゴム市場パート7

上海ゴムは、13:45ごろにプラス転換して0.1%高まで上昇しましたが、14:30時点で1.4%安となり、0.7%安で取引を終えました。上海ゴムは、昨日までの3日続伸で7%ほど上昇しただけに、本日は調整安となりました。上海鉄筋も13:45ごろに前日比変わらずまで戻しましたが、2%安で取引を終えました。上海鉄筋も昨日までの3連騰で11%ほど上昇しただけに、本日は調整安となりました。

本日の中国の資源銘柄は、上海アルミ1.2%安、上海亜鉛0.6%安、上海銅1.9%高、上海鉛1.4%安、上海熱延鋼板2.9%安、大連鉄鉱石1.7%安、大連粘結炭2.3%安で取引を終えました。上海総合株価指数は、0.2%安で取引を終えました。

ドル元は、1週間ほど小動きを続けましたが、本日は大きく上昇しました。中国人民銀行が対ドルでの基準値を元安に引き下げたことを受けて、10:30ごろから元安基調となりました。そして、午後からも元安基調が強まりました。中国の党大会中は、中国市場の下支えの為に人民元の対ドルでの基準値を元安方向に引き下げ続けるのかもしれません。5年ぶりとなる党指導部変更を行う党大会が明日から開催されます。

上海ゴム1月限と東京ゴム1月限のキロ当たりの価格差が1週間で9円ほど拡大し、20円ほどの差となりました。この両市場間の綱引きの行方に注目でしょう。市場規模的に考えれば、東京ゴムが上海ゴムに歩み寄ることが考えられます。

天然ゴム市場パート6

10月17日

天然ゴム市場パート6

東京ゴム1月限と上海ゴム1月限の1kgあたりの価格差は、10月10日時点で11円ほどでしたが、本日14時時点で20円ほどにまで急拡大しております。これほどの市場間の温度差は、日足を見比べればよくわかります。上海ゴムと東京ゴムの日足を添付しております。参考にしてください。



東京ゴムの日足
上海ゴムの日足

 

※チャートの情報提供元は(株)エムサーフです。チャートの著作権は、(株)エムサーフに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、株式会社エムサーフは一切の責任を負いません。


天然ゴム市場パート5

10月17日

天然ゴム市場パート5

 昨日の日中取引では、上海ゴムが小幅高となりましたが、それに反して東京ゴムが小幅安となりました。本日の日中取引では、上海ゴムが0.5%安で前場を終えましたが、東京ゴムが14時時点で5円安と大幅下落となっております。

タイ・ハジャイのRSS3号現物価格は、東京ゴムが195円付近まで下落した先週12日にキロ当たり49.2バーツまで下落して昨年2月以来の安値を記録しました。その後、16日時点で51.2バーツまで上昇し、本日は52.2バーツまで上昇しております。それにより12日の安値から6%ほど上昇した計算となります。現在の上海ゴムも、先週12日の安値より4%ほど高い水準にあります。それに対して東京ゴムは、先週12日の安値を割り込みました。こうした産地現物価格や上海ゴムの上昇に反して東京ゴムが下落していることは、東京ゴム市場におけるファンドの大量な売り進みが原因と思われます。それにより上海ゴムと東京ゴムの1月限の価格差が20円付近まで拡大しております。上海ゴムから高率関税を差し引いてキロあたりの円換算にすると(1月限1万3545元-900元)÷1000kg×16.97円=約214.5円となります。それに対して東京ゴム1月限が194.5円付近で推移しております。10月10日時点での1月限同士の価格差が11円ほどでしたので、たった1週間で価格差が9円も拡大したことになります。さすがにこれは、投機的な行き過ぎと考えるべきかもしれません。

本日は、中国元が10時ごろから元安基調を強めているので、元建て銘柄となる中国の資源銘柄は、後場から強含む可能性もあります。上海総合株価指数は、前場の引け際でプラス転換して0.1%高で前場を終え、14:08時点で0.1%高です。
タイの現物価格

天然ゴム市場パート4

10月17日

天然ゴム市場パート4

 上海ゴムは、11:45ごろに一時1.8%安まで下落しましたが、12時頃から上昇に転じ、0.5%安で前場を終えました。上海ゴムは、12日の安値より4%ほど高い水準ですが、それに対して東京ゴムは、12日の安値を下回りました。このあたりの値動きを見ても、東京ゴムが下げ過ぎていると考えるべきかもしれません。

中国の商品市場で最大の売買高を誇る上海鉄筋は、11:45ごろに1.9%安まで下落しましたが、12時ごろから上昇に転じ、0.7%安まで戻して前場を終えました。上海鉄筋に次ぐ売買高を誇る大連鉄鉱石は、10:30ごろに2.8%安まで下落しましたが、0.4%安まで戻して前場を終えました。上海総合株価指数は、11:30ごろに0.4%安付近まで下落しましたが、前場の引け際でプラス転換となり、0.1%高で前場を終えました。ドル円は、昨日15:15比で20銭ほど円安です。

 上海総合株価指数が上昇に転じたことで、売り込まれていた中国の資源銘柄の多くがプラス転換寸前となってきました。上海総合株価指数が後場の引け際でプラス転換となったことにより、後場からの中国の資源銘柄の上昇に注目ではないでしょうか。

みんコモコラムアワード2015
ColumnAward 2015特別賞

「特別賞」を受賞しました

詳細はこちら
重要事項
通常取引を始めるにあたって
スマートCXを始めるにあたって
重要事項説明
取引開始基準
契約締結前交付書面
金融商品取引法に基づく開示
勧誘方針
個人情報保護法
反社会勢力へ対する基本方針
免責事項
*掲載される情報はサンワード貿易株式会社(以下弊社)が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成・表示したものですが、その内容及び情報の正確性、完全性、適時性について、弊社は保証を行なっておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。
*弊社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。
*本ブログに掲載される株式、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増大または減少することもあり、価値を失う場合があります。
*本ブログは、投資された資金がその価値を維持または増大を保証するものではなく、本ブログに基づいて投資を行った結果、お客様に何らかの損害が発生した場合でも、弊社は、理由のいかんを問わず、責任を負いません。
*投資対象および銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いします。
以上の点をご了承の上、ご利用ください
最新記事