松永総研

北浜の虎と呼ばれた男

前場市況1

10月15日

前場市況1

 先週末のNYダウは、先週末は287ドル高となりました。しかし、今朝からのNYダウ先物が下落を続け、10時時点で116ドル安です。それにより、今朝からドル円が30銭ほど円高に進み、112円台を割り込みました。日経平均株価も10時時点で420円安です。

 本日は、バンク・オブ・アメリカ、チャールズ・シュワブなどの大手銀行の四半期決算が予定されております。明日16日は、ブラック・ロックやコメリカ、グリー、CSX,ドミノ・ピザ、イーベイ、ゴールドマン・サックス・グループ、IBM、ジョンソン&ジョンソン、キンダーモルガン、モルガン・スタンレー、ネットフェリックス、ユナイテッド・ヘルス・グループなど数多くの決算発表が控えており、7~9月期決算発表シーズンが本格化します。ロイターによるS&P500種採用企業の利益予想は、前年同期比21.5%増となっており、リーマンショック後で最高の業績見通しとなっております。しかし、投資家の注目は、業績と共に発表される「来年1~3月期の業績見通し」が米中貿易摩擦の長期化を懸念した内容となるかどうかというところでしょう。それにより、米国株に対する利益確定の動きは、更に強まりそうです。そして、日本株や中国株の四半期決算でも、「来年1~3月期の業績見通し」は警戒されそうです。

ムニューシン米財務長官は13日、日本を含むあらゆる国との今後の通商協議で、通貨安誘導を防ぐための為替条項を求めていく意向を示しました。ムニューシン米財務長官が日本にも為替条項を求める意向を示したことで、円安に動きにくい状況となってきたようです。それにより今週は、円高が更に進む可能性も高まってきたように感じらえます。ムニューシン米財務長官や四半期決算発表シーズを警戒し、しばらくはリスクオフや円高の流れが続くと考えるべきかもしれません。

原油市場パート2

10月15日

原油市場パート2

 サウジアラビアの反体制記者であるジャマル・カショギ氏失踪により米国とサウジアラビアの関係悪化懸念が高まり、それに今朝からの原油価格が大きく反応しました。部店と原油は、先週末終値の71.48ドルに対して今朝9時過ぎに一時72.69ドルまで上昇しましたが、その後は軟化し、10:40時点で72.1ドルです。

 現在は、サウジアラビアとトルコの合同調査チームがカショギ氏失踪事件を調査中とのことです。トルコ紙によれば、サウジアラビアから合同調査に参加するために11名の政府職員がトルコに到着し、トルコ側と打ち合わせているそうです。しかし、両者は調査の方法とかで合意できておらず、トルコ側はサウジアラビアの非協力を非難しており、14日までに納得いく回答がなければ、トルコのイスタンブール内のサウジアラビア外交官を国外追放とすることを、サウジアラビア側に通告したことも伝えられております。トル側は、総領事館及び総領事公邸の2ヵ所を捜査することを要求しているようですが、外交特権によりサウジアラビアが調査を断っているそうです。

トランプ大統領がサウジアラビアに対して制裁を加えれば、米国とサウジアラビアを中心としたイスラム教スンニ派諸国との関係悪化になりかねませんので、米国がサウジアラビアに制裁を加える可能性はかなり低いと考えるべきかもしれません。しかも、サウジアラビアは、トランプ大統領の増産要請に最も積極的に応えているOPEC加盟国です。しかし、トランプ大統領の共和党に対立する民主党の大統領候補者のひとりであったサンダース米上院議員は、「カショギ氏の命の方が兵器会社の利益よりも重要だ。」と述べております。米中間選挙まであと3週間ちょっとですから、トランプ大統領としても、民主党に負けずにカショギ氏失踪事件に取り組む姿勢を示す必要があります。そうしたことを背景にトランプ大統領が、「サウジアラビア当局によるカショギ氏殺害が事実なら厳しい処罰を加える」と述べたようです。しかし、ここでトランプ政権がサウジアラビアに制裁を加えて米ガソリン価格が更に高騰することになれば、それこそトランプ政権にとって米中間選挙で不利になると考えるべきかもしれません。

原油市場

10月15日

原油市場

 ブレント原油は、先週末は80.5ドルで取引を終えましたが、今朝9時過ぎに81.86ドルまで上昇し、9:45時点で81.50ドルです。米国とサウジアラビアの関係悪化懸念を受けて今朝から原油価格が急上昇しました。

 サウジアラビアの反体制記者であるジャマル・カショギ氏がトルコのサウジアラビア領事館を訪問後に行方不明となった事件に対してトランプ大統領は、サウジアラビア側が殺害に関与した可能性があると述べた上で、「サウジアラビア当局によるカショギ氏殺害が事実なら厳しい処罰を加える」と述べました。それに対してサウジアラビア政府は14日、「経済制裁や政治的圧力による脅しは完全に拒否する。何らかの行動が加えられれば、それより大きな行動で対抗する。」との声明を発表しました。これらの発言により、米国がサウジアラビアに対して何らかの制裁を加えれば、サウジアラビアも自国の原油輸出を武器に、サウジアラビア批判を強める国に禁輸などを検討する可能性があるとの観測が高まり、今朝からの原油価格が上昇しました。

 米CNNテレビは13日、トルコのサウジアラビア領事館を訪問後に行方不明となったカショギ氏が、殺害されるまでの様子を自身のアップルウオッチで録音していた可能性があると報じております。それによると、カショギ氏がサウジアラビア領事館の入館前に自身のアイホーンを婚約者に託し、端末機のアイウオッチを身に着けて入館したそうです。そして、尋問や拷問を受けた時のことをアップルウオッチで録音したそうです。そのアップルウオッチの録音データが婚約者に託したアイホーンと自動的に共有される仕組みとなっていたそうですが、実際にデータの共有が可能だったか不明な点も多いそうです。

現在は、サウジアラビアとトルコの合同調査チームが事件を調査中とのことです。そして、トルコ調査当局は、カショギ氏が領事館内で殺害された可能性が高いと指摘しているようですが、サウジアラビア側は強く否定しているそうです。そしてトルコ側は、外交特権で不可侵となっているサウジアラビア領事館への立ち入り調査を求めているものの、領事館内の調査は外交特権で行われていないそうです。

トルコで2年間拘束されていたアンドリュー・ブランソン牧師が13日に帰国し、トランプ大統領と面会しました。これによりこじれていた米国とトルコの関係が改善に向かうと見られております。トルコとしては、米国によるトルコへの経済制裁を解除してもらいたいところでしょう。それだけにトルコ政府は、トルコ内のサウジアラビア領事館を訪問して行方不明となったカショギ氏の事件を解明し、米国との関係を更に改善したいところでしょう。

後場市況3

10月12日

後場市況3

 NYダウ先物は、今朝からじり高を続け、15時半ごろに330ドル高付近まで上昇しましたが、その後は下落に転じ、17時時点で270ドル高です。米10年債利回りと米30年債利回りが昨日21時ごろに記録した高値水準にかなり接近したことを受けて、再び長期金利上昇による米国株への下落圧力が強まったようです。

 米10年債利回りは、昨日21時ごろに3.195%付近まで上昇しましたが、その直後から米国株が急落しました。本日の米10年債利回りは、16時頃に3.184%まで上昇しましたが、その後は下落に転じております。

 米30年債利回りは、昨日21時ごろに3.374%付近まで上昇しましたが、その直後から米国株が急落しました。本日の米30年債利回りは、16時頃に3.3.356%まで上昇しましたが、その後は下落に転じております。米長期債利回りの上昇と米国株下落の関連性に注目するのであれば、そろそろNYダウ先物も「戻り一杯」と考えるべきかもしれません。そして、再びリスクオフの流れが強まる可能性に注目ではないでしょうか。

後場市況2

10月12日

後場市況2

 NYダウ先物が今朝からじり高を続け、16時半時点で330ドル高となりました。それを受けてNY原油の電子取引が今朝から1ドルほど上昇し、NY金の電子取引が今朝から5ドルほど下落しました。

米投資会社であるダブルライン・キャピタルのガンドラックCEOは、年初時点で、「米国債利回りの上昇ペースが速すぎれば、年内に株価は下げる。」との見通しを発表しておりました。更に、同氏は9月18日、「米国の30年国債利回りが2営業日連続で3.25%を超えて終了した場合、情勢を一変させることになりかねない。」と警告しておりました。それに対して米30年債利回りは、8月下旬から上昇を続け、10月2日から3.25%を上回り、それから6営業日後となる10月10日にNYダウが史上3番目の下げ幅を記録しました。まさにガンドラックCEOが予想した通りの展開となったようです。こうしたことからも、米長期債利回りと米国株の関連性に注目するべきかもしれません。

 米30年債利回りは、今朝4時頃に3.3%付近まで低下しましたが、その後は上昇を続け、16時半時点で3.35%まで上昇しております。米30年債券利回りが33.37%に乗せれば、長期金利の上昇を嫌気して米国株が下落に転じる可能性も高まりそうです。

米10年債利回りは、今朝4時頃に3.13%付近まで低下しましたが、その後は上昇を続け、16時半時点で3.18%です。米10年債利回りが3.2%台に乗せれば、長期金利の上昇を嫌気して米国株が下落に転じる可能性も高まりそうです。

本日のNYダウ先物が16時半時点で330ドル高となり、それと共に今朝から米長期債利回りが再び上昇に転じました。ガンドラックCEOが指摘したように、米長期債利回りの上昇と米国株下落の関連性に注目するのであれば、そろそろNYダウ先物も「戻り一杯」と考えるべきかもしれません。そうした意味では、NYダウ先物の下落に備えて、ここから再びリスクヘッジ志向の金相場を強気し、リスク志向の原油相場を弱気すること一考かもしれません。

金市場パート2

10月12日

金市場パート2

 昨夜のNY金が昨年6月以来の上げ幅を記録し、10週間ぶりの高値水準にまで上昇しました。それにより、1か月半ほど続けたボックス圏相場から「保合い上放れ」となってきました。

世界最大の金ETFであるSPDRゴールドシェアの金現物保有量は、7月下旬に800トン付近まで増加しましたが、その後は安定した減少を続け、10月8~9日に730.17トンまで減少しました。SPDRゴールドシェアからだけでも3か月で70トンほどの金現物が市場に放出されたことになります。しかし、10月10~11日が738.99トンとなり、ようやく増加傾向に転じる可能性も高まってきました。

本日は、シティ・グループやJPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、ファースト・リバブリック・バンクなど大手金融会社の四半期決算が予定されております。そして週明け15日には、バンク・オブ・アメリカ、チャールズ・シュワブなどの大手銀行の四半期決算が予定されております。米国の四半期決算発表シーズンでは、序盤に金融会社の決算発表が集中します。そして、来週16日には、ブラック・ロックやコメリカ、グリー、CSX,ドミノ・ピザ、イーベイ、ゴールドマン・サックス・グループ、IBM、ジョンソン&ジョンソン、キンダーモルガン、モルガン・スタンレー、ネットフェリックス、ユナイテッド・ヘルス・グループなど数多くの決算発表が控えており、来週16日から7~9月期決算発表シーズンが本格化します。各社から発表される「来年1~3月期の業績見通し」が米中貿易摩擦の長期化を懸念した内容となれば、リスクオフの流れが強まる可能性も高いだけに、来週16日から本格化する米国企業の7~9月期決算発表は注目でしょう。
金ETF現物保有量

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