松永総研

北浜の虎と呼ばれた男

海外市況

 NYダウは30ドル安の1万7067ドル。NYダウの電子取引では、今朝2時半ごろに一時1万7003ドル付近まで下落し、現在は1万7057ドル付近で推移しております。先月21日から1万7000ドル台が続いており、しばらく大台を意識した値動きとなるのかもしれません。ISM製造業景況指数(8月)が前月の57.1ポイントから59.0ポイントまで上昇し、市場予想平均の57.0ポイントを上回り、3年ぶりの水準となりました。良好な米経済指標の発表となったものの、NY市場の序盤から米国株が下落しました。ドル円は、昨日15時半比30銭の円安です。安倍首相による内閣改造で、年金基金のリスク資産志向が高まるとの見方から円売りが進んだ模様。

NY原油は、前日に発表された中国やユーロ圏の製造業PMIの低下が嫌気された模様。

NY金は、株高や主要通貨に対してドル高が進んだことに圧迫された模様。

昨夜の上海期貨交易所の非鉄金属銘柄が全面高となりました。中国が非鉄金属の世界最大の消費国ですが、前日の中国製造業PMIの冴えない発表に反して上海非鉄金属銘柄の夜間取引が上昇しました。また、昨夜の原油市場の急落に反して上海非鉄金属銘柄が上昇したことも注目かもしれません。上海非鉄金属銘柄の上昇により、本日の上海ゴムも影響を受けるのかもしれません。

天然ゴム市場「コスト水準を大きく割り込む」

シンガポールゴムのRSS3号は、2011年3月に600セントを突破したものの、3年半に及ぶ長期下落トレンドにより、今では179セント付近まで下落しました。タイの現物価格(RSS3号)もキロ=55バーツ付近まで下落しており、生産コストを大きく割り込んでいることから、生産者の苦悩が伺えます。タイのゴム農家をまとめているタイゴム協会の昨日のコメントでは、ゴム研究所によると、現在の生産コストがキロ=64.14バーツと記載されております。64.14バーツを円換算すると、キロ=209円70銭となります。これに、輸入諸経費としてキロ=9円を加えると、218円70銭となります。現在の東京ゴムの当月限が186円付近で推移していることから、生産コストから計算した輸入採算価格を東京ゴム当月限が32円60銭も割り込んでいる計算になります。また、上海ゴムの当月限が1万2380元付近で推移しており、これをキロ当たりの円換算をして、中国特有の高率関税分を差し引くと、キロ当たり192円換算となることから、当月限同士を比べると、上海ゴムより東京ゴムが6円ほど割安換算となります。

天然ゴムの主生産地となるタイでは、昨年9月から大規模な反政府デモが発生して無政府状態となり、今年5月に軍事クーデターが発生して軍部が暫定政権を発足し、長らく無政府状態が続いておりました。しかし、先月下旬に新首相が任命され、先週末に閣僚32名が発表されました。その新政権が本日2日に宣誓式を行い、新政権体制がスタートすることになります。閣僚32名中11名が軍部出身者となるものの、無政府状態が1年ほど続いていただけに、新政権に対する期待も大きいようです。天然ゴム価格がコスト水準を大きく割り込んでいることから、生産者に対する対策を新政権がどのように行うのかが注目されております。

上海ゴムの前回までの取引中心限月をであった9月限が今月15日に納会を迎えます。これにより期近限月の内部要因が大きく変化しそうです。上海ゴムの取引中心限月は、4ヶ月に1度のサイクルで移動します。それにより取引中心限月が1月限→5月限→9月限→1月限へと移動するのです。また、取引中心限月に売買の8~9割が集中することから、限月ごとに偏った内部要因となることもあります。上海ゴムの当月限と3月限との価格差が2300元ほどですから、これをキロ当たりの円換算にすると、39円となります。当月限と、半年先の限月との価格差が39円ですから、異常なほど価格差が拡大している模様。東京ゴムの当月限と先限との価格差が12円程度ですから、上海ゴムの異常なほど拡大した順サヤは、前回の取引中心限月であった9月限が、「高値取り組みのトガメ」という内部要因の悪化で、必要以上に下げ過ぎたのではないでしょうか。そうした意味でも、今月15日の上海ゴムの納会を迎えると、上海ゴム期近限月の内部要因がアク抜けする可能性もあります。上海ゴムの異常なほど拡大した順サヤ、上海ゴムの納会が迫ってきたこと、タイの新政権体制が本日から始まったこと、生産コストを大幅に割り込む産地現物価格などを考えると、今後の東京ゴムが上昇基調に転じる可能性に注目することも一考ではないでしょうか。


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トウモロコシ市場「記録的な高値にある生牛と牧草」

 米中西部では、これから収穫期を迎えることから、シカゴコーン市場がこれから需給相場本番を迎えることになります。8月12日の米農務省による需給報告では、過去最大の供給量見通しとなりました。しかし、その発表後からシカゴコーンが緩やかな上昇に転じていることが注目ではないでしょうか。現在のシカゴコーンは、4年ぶりとされる安値水準にあり、2011~2013年の高値水準の半値水準にまで下落しました。世界的には、トウモロコシの大半が飼料用として使用されます。しかし、最近の牧草価格が記録的な高値となり、生牛価格の高騰も目立っております。記録的な高値の生牛価格により酪農家の生産意欲が高まっているものの、高騰を続けている牧草価格が障害となり、これを解決するには、飼料に対するトウモロコシの配合割合を増加させることが必要となりそうです。

アルファルファ(牧草)の全米平均価格は、今年1月のトン=185ドルから、5月にトン=224ドルにまで上昇して過去最高値を記録しました。この原因は、作付け面積の減少に、干ばつによる生産減少が重なったことが原因とされております。2011~2013年の穀物価格が高騰を続けたことにより、牧草栽培から収益の高い穀物栽培への転換が全米各地で相次ぎました。また、干ばつに襲われたカリフォルニア州などでは、牧草の生産が前年の2割減となり、質の高いアルファルファがトン=370ドルを突破する高値も飛び出しました。シカゴコーンが2009~2010年の安値水準付近まで下落している反面、アルファルファの全米平均価格は、2009~2010年当時の2倍ほどの水準にまで上昇しております。今年のアルファルファ価格は、春先ごろから価格上昇が目立っております。そうした牧草価格の高騰を反映し、シカゴ生牛先物市場は、5月ごろの1ポンド=135~140セントから、8月になると160セント付近まで上昇。昨年5~9月が120セント付近で小動きを続けていたことから、1年間で33%ほど上昇し、4年間で2倍にまで上昇しました。現在は、アルファルファ218ドル&シカゴ生牛150セント付近で推移しておりますが、2008~2009年当時が、アルファルファ100ドル&シカゴ生牛70~80セント付近で推移していた事から、牧草価格の上昇がそのまま生牛価格の上昇に直結しているようです。

記録的な高値水準にある牧草価格と生牛価格、それに対して4年ぶりの水準まで下落したトウモロコシ価格ですから、酪農家のこれからの選択肢は、飼料に対するトウモロコシの配合割合を増加させることとなりそうです。春先からのシカゴコーン市場は、天候と育成状況が注目される天候相場の期間であったことから、あまり需要面が注目されることもなかったようです。しかし、先月の米農務省による需給報告後から、ようやく需給相場に注目する投資家も増えてきたように感じられます。天候相場の考え方と需給相場の考え方は、季節によって使い分ける必要があります。商品相場の基本的サイクルとして、高値になれば、生産者の生産意欲が高まるとともに需要が後退することで価格下落を促し、安値になれば、生産者の生産意欲が低下するとともに需要が増加して価格上昇を促すという特性があります。これからのシカゴコーン市場は、需給相場を想定した考え方が必要となり、トウモロコシの需要拡大に注目することも一考ではないでしょうか。





後場市況1「地政学的リスクの上昇に金や原油が反応するか?」

 昨夜の米国市場がレーバーデーによる3連休となり、国内商品先物市場が全体的に今朝から静かな値動きです。そうした中、円安進行に反応して日本株が大幅高です。また、ウクライナ情勢の緊張がやや警戒されている模様。12:30時点、東京金7円高、東京白金28円高、東京ガソリン100円高、東京ゴム1.8円高、東京トウモロコシ30円安です。ドル円が10時ごろから上昇をはじめ、現在は104円77銭付近で推移しており、昨年12月に記録した105円40銭の上値が意識されるところかもしれません。ドル円が年初来高値を更新し始めたことにより、日本株が大幅高です。NYダウの電子取引も今朝から20ドルほど上昇。ユーロドルが10時ごろから下落し、昨年8月以来の水準まで低下。

ドイツのメルケル首相は1日、「これはウクライナ国内の紛争ではなく、ロシアとウクライナの紛争であることが歴然としてきた」と述べ、EUが対ロシア制裁の強化を推し進めると言明しました。ウクライナ政府によれば、ロシア兵士約1600人がウクライナ国内に侵入していると伝えております。ウクライナ情勢の緊張を受けて北大西洋条約機構(NATO)は、今週4~5日に首脳会談を開催し、新部隊創設などを盛り込んだ行動計画の採択を目指す模様。その会談には、オバマ大統領をはじめ28カ国の首脳が出席する予定です。NATO高官からは、新設する部隊は、NATOの1旅団(3000~5000人)程度の規模になり、ロシアの動きをにらみながら2日間で展開可能な体制が構築出来る体勢を目指すと述べております。メルケル首相が「ウクライナ国内の紛争ではなく、ロシアとウクライナの紛争」と表現したように、ロシアに対するEUの見方が一段と厳しくなってきたようです。今週4~5日のNATO首脳会談で予定通りにウクライナへの新たな行動計画が採択されることになると、ウクライナを舞台に、NATO軍とロシア軍が衝突する可能性が高まり、地政学的リスクの上昇が警戒されるところかも知れません。

ブレント原油やNY原油の電子取引は、今朝から小動きです。しかし、今週のNATO首脳会談で新たな行動計画が採択されることとなれば、ロシアからの天然ガス供給に対する警戒感が高まり、天然ガスの代替燃料となる石炭や原油などが反応する可能性が高まります。ユーロ圏の天然ガス消費の3分の1がロシア産となるだけに、ロシアからの天然ガス供給が止まれば、ユーロ圏のエネルギー問題が危機的状況に陥ることから、今週4~5日のNATO首脳会談に向けて原油市場に注目することも一考ではないでしょうか。

NY金は、今朝から5ドルほど下落しました。対ユーロでのドル高が進んだことから、ドルの代替銘柄としての金投資の魅力が後退した模様。また、日本株やNYダウの電子取引が今朝から堅調な流れとなり、リスクヘッジの金投資の魅力も後退している模様。ウクライナ情勢の緊張が更に高まることになれば、リスクヘッジの金投資の魅力が高まることも考えられるものの、良好な経済指標や決算発表に裏付けられた堅調な米国株市場が続く可能性が高く、金相場は、「地政学的リスクの高まり対、堅調な株式市場」という強弱材料が対峙することで、値動きも限定的かもしれません。また、ウクライナ情勢の緊迫がユーロ圏経済への警戒感を高めており、それがユーロ売りに結びつくことから、ウクライナ情勢が更に緊張を高めたとしても、地政学的リスクが上昇するものの、その反面、対ユーロでのドル高が続くことから、ウクライナ情勢の緊張の高まりは、金相場にとって強材料でもあり、弱材料でもあることから、ウクライナ情勢の緊張が更に高まったとしても、金相場の値動きは限定的かもしれません。


トウモロコシ市場「飼料に占めるトウモロコシの割合が増加」

 8月の米農務省による需給報告が先月12日に発表され、その日からシカゴコーンが緩やかな上昇基調を続けております。シカゴコーンは、5月9日の5ドル19セントから8月12日の3ドル47セントまで2ヶ月間で1ドル72セントも下落する今年最大の下落トレンドを形成しました。先月12日の需給報告では、生産高が140億3200万ブッシェルとなり、事前予想の142億5300万ブッシェルを下回ったものの、総供給が1億7200万ブッシェル上方修正されて過去最高の152億4300万ブッシェルとされました。先月12日に米農務省から過去最高の供給量見通しが発表されたが、それでもシカゴコーンが先月12日から緩やかな上昇基調を続けているのです。これは、8月の需給報告により、シカゴコーン市場が「天候相場」から「需給相場」へと変化したからではないでしょうか。過去にも8月の米農務省による需給報告の発表により、豊作見通しから下落を続けていた相場が上昇基調に転換したことが何度かありました。その反対に、不作見通しで上昇を続けていた相場が、8月の需給報告により下落トレンドに転換したことも何度かありました。こうした「天候相場」と「需給相場」との季節変化でトレンドが変化する傾向もあり、これからは、「需給相場」としての考え方が必要となりそうです。

 天候相場では、天候や育成状態の変化から収穫量を予測して相場が動く傾向があり、投資家の大半が供給面に対して注目する時期です。しかし、需給相場の季節になると、投資家の多くが需要の変化に注目する傾向となります。天候相場のときは「今年はどれだけ生産出来るのか?」などが注目され、需給相場では、「需給がどのように変化するのか?」などが注目される傾向があります。今年のように、天候相場時期に豊作見通しから相場が下落基調を続けたとしても、需給相場の時期に突入すると、「このような安値では、需要が拡大するのでは?」という思惑から上昇基調に転じる傾向もあります。その反対に、天候相場時期に、不作見通しから相場が上昇を続けたとしても、需給相場に突入すると、「このような高値では、需要が減少するのでは?」との思惑から相場が下落基調に転じる傾向もあります。天候相場と需給相場とでは、相場に対する考え方が変化し、それがトレンドの変化につながる傾向もあるようです。

 昨年7月に8ドル付近まで上昇したシカゴコーンですが、ここに来て4ドルを割り込んで4年ぶりの水準にまで下落しております。この安値を、これからの需給相場がどのように受け止めるかが、これからのトウモロコシ市場のテーマとなりそうです。先月12日からシカゴコーンが緩やかな上昇トレンドをはじめた原因として、「割高な生牛価格と牧草対、割安なトウモロコシ」という構図が原因との指摘もあります。最近、アルファルファなどの牧草価格が上昇を続け、かなり割高感が高まっております。それを反映してシカゴ生牛価格もかなり上昇しております。そうなると畜産農家が、飼料に対する配合割合を「トウモロコシを増やし、牧草を減らす」という傾向に変化し始めるのも、当然のことかもしれません。こうした傾向は、これから世界的に広がるものと思われます。米国のトウモロコシ生産の3分の1が畜産の配合飼料にまわされ、エタノールが3分の1、残りがおもに輸出に回されます。これからの需要相場で注目されることは、飼料に対するトウモロコシの配合割合かもしれません。

国内の養鶏の場合、養鶏配合飼料に対するトウモロコシの割合を見ると、2010年4月時点(シカゴコーンが2年間に渡り3~4ドル付近の安値水準で安定していたとき)は、トウモロコシの配合割合が約52%でした。しかし、2012年4月時点(シカゴコーンが6ドルを突破したと)のトウモロコシの配合割合は約42%にまで低下しました。トウモロコシが高騰したときは、トウモロコシの配合割合を低下させ、たん白質が多く繊維質も豊富な糟糠類(ふすま、脱脂米ぬか、グルティンフィード、トウモロコシからエタノールを生産した副産物のトウモロコシ蒸留かす)や小麦などの配合割合を増加させます。このように、トウモロコシの値段変化で、養鶏飼料に対するトウモロコシの配合割合が変化します。

国内での乳牛 1 日あたりの飼料事例(農水省発表値)を見ると、(現行型)→配合飼料8.7kg、トウモロコシサイレージ4.8kg、アルファルファ(牧草)0.6kgの割合だそうです。トウモロコシサイレージとは、醗酵させた飼料用トウモロコシのことです。トウモロコシサイレージを最大利用した場合、(多給型)→配合飼料4.0kg、トウモロコシサイレージ20.0kg、アルファルファ1.5kgの割合となり、乳量を維持しながら飼料費を1割弱削減することも可能という報告があります。平均的な牧草価格は、トウモロコシの2~3倍程度で推移しております。現在の米国では、マメ科牧草のアルファルファが割高となり、それを反映してシカゴ生牛価格も上昇を続けております。シカゴコーンが今年5月ごろから急落を続けてきた反面、シカゴ生牛価格が5月ごろから上昇を続けていることから、トウモロコシの飼料に対する配合割合がこれから更に高まることも予想されます。これからの東京トウモロコシ市場に対し、これまでの天候相場的な考え方ではなく、需給相場的な考え方に切り替えると、今後の方向性が見えてくるのかもしれません。

 



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米国商品市場「原油や穀物のファンドポジションの変化に注目」

 CFTCから先週末に発表されたファンドなど大口投資家のポジション変化は、NY金やNY白金の買いこし枚数の減少が目立ち、NY原油やシカゴコーンが前週とあまり変化しませんでした。

 NY金のファンドなど大口投資家による買いこし枚数は、前週比2万4807枚減の11万3169枚となり、2週連続で大幅減少。買いこし枚数が2ヶ月ほど前に今年最高を記録し、その後はほぼ横ばいを続けていたものの、ここにきて2週連続で大幅減となったことから、ファンドの手じまい売りが本格化してきたのかもしれません。

 NY白金の大口投資家による買いこし枚数は、前週比5021枚減の4万572枚。買いこし枚数が2ヶ月前に今年最高を記録したものの、その後、7週連続でじりじりと減少基調を続け、先週末の発表が大幅減となったことから、ファンドの手じまい売りが加速した模様。NY金と同様にファンドの手じまい売りが加速してきたことが警戒されております。

 NY原油市場の大口投資家による買いこし枚数は、6月末に今年最高枚数を記録し、7週連続で減少基調を続けたものの、この2週間はほぼ変わらずとなり、2ヶ月間で15ドルほど下落した今年一番となったダウントレンドもこれで終焉となったのかもしれません。特にウクライナ情勢の緊張が一段と高まったことから、ここにきてファンドが新規買いに転じる可能性もあるのではないでしょうか。

 シカゴコーンの大口投資家による買いこし枚数は、5月ごろに今年最高を記録し、その後12週間ほど減少基調を続けたものの、ここに来て4週連続でほぼ横ばいを続けており、5月9日の5ドル19セントから8月12日の3ドル47セントまで2ヶ月間ほどで1ドル72セントも下落した今年一番となった下落トレンドも、大口投資家による買いこし枚数がこの4週間ほど減少基調に転じていないことから、底打ち完了となるのかもしれません。こうした傾向は、シカゴ小麦でも同じような変化となっております。

 シカゴ小麦のファンドなど大口投資家による買いこしポジションは、5月ごろに今年最高を記録し、その後4週間ほど減少して売りこしへと転じ、売りこし枚数が8週ほど増加基調を続けました。しかし、ここにきて売りこし枚数が4週連続で減少しており、上昇トレンドに変化したと考えるべきかもしれません。こうしたシカゴ小麦のファンドポジションの変化は、トウモロコシ市場への先行指標となるのではないでしょうか。

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