松永総研

北浜の虎と呼ばれた男

海外市況

 昨夜のNYダウは、中国株の大幅高や商品市場全体の大幅高、大型買収などを好感して241ドル高となりました。昨日の上海総合株価指数は、5%高となり、8営業日続いたボックス圏相場から「保合い上放れ」となりました。また、資産家ウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社のバークシャー・ハサウェイが航空・エネルギー関連部品メーカーのプレシジョン・キャストパーツを買収することも好感されました。商品市場では、中国の原油輸入が7月に過去最高を記録したことを背景に原油市場が大幅高となりました。更に、中国の7月の非鉄金属輸入が予想を上回ったことから、銅相場を中心として非鉄金属銘柄が大幅高となりました。そして、12日発表の米農務省による需給統計でトウモロコシや大豆の単収が下方修正されるとの見方からシカゴ穀物市場が大幅高となりました。

 ロンドンLMEの中心的銘柄であるロンドン銅が前日に6年ぶりの安値を記録したものの、中国の7月の未加工銅輸入が前年同月比約3%増の35万トンとなり、大方の予想を上回りました。NY銅の電子取引は、4ヶ月ぶりの大幅高を記録し、昨夜の非鉄金属銘柄が全体的に大幅高となりました。また、シカゴコーンとシカゴ小麦が1ヵ月半ぶり、シカゴ大豆が1ヶ月ぶりの大幅高を記録しました。中国株の大幅高に加えて中国の7月の原油や非鉄金属輸入が大方の予想を上回る好調さを示したことで、商品市場全体が大幅高となりました。これまでの商品市場は、「中国経済成長の鈍化に伴う中国の消費減退懸念」を背景に大幅下落を続けてきただけに、予想を上回る中国需要の好調さに商品市場全体が急上昇となりました。


シカゴコーンの日足
シカゴコーンの0日足

シカゴ大豆の日足
シカゴ大豆の日足

シカゴ小麦の日足
シカゴ小麦の日足
本画面に掲載されている情報の著作権は、インベステック及び各情報提供会社に帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、インベステック及び各情報提供会社は一切の責任を負いません

トウモロコシ市場パート3

本日、メール会員の皆様にメールにてお送りした情報の一部をご紹介します。

 先ほど気象庁からエルニーニョ監視速報が発表されました。それによると、「エルニーニョ現象が続いている。今後、冬にかけてエルニーニョ現象が続く可能性が高い。7月のエルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差は+2.0℃となり、前月の+1.6℃から更に上昇。年末には+1.8~+3.0℃となることが70%の確立で予想される。日本では、エルニーニョ現象時の特徴は明瞭には見られなかった。しかし、世界では、アフリカとアジアと南米の熱帯域の高温、米国西部と東アジア南東部の低温がエルニーニョ現象時の天候の特徴と一致していた。」という内容でした。

今回発表での注目点は、7月のエルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差が+2.0℃まで上昇した事でしょう。年初からのエルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差は、1月+0.4℃→2月+0.2℃→3月+0.2℃→4月0.8℃→5月+1.2℃→6月+1.6℃→7月+2.0℃となりました。4月からエルニーニョ監視海域の海面温度と基準値との差の上昇が際立っておりますが、それと同時期から世界中で異常気象が発生しております。インドやパキスタンでの熱波や東南アジアやオーストラリアでの干ばつなどは、5月頃から騒がれることになりました。そして4月から急上昇しているエルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差は、7月時点で+2.0℃にまで上昇しており、過去最悪といわれるエルニーニョ現象による被害が発生した1997~1998年以降で最高となりました。ちなみに過去10年間で4回発生したエルニーニョ現象では、エルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差が+1.0℃以内でした。そうしたことからも現在発生中のエルニーニョ現象の勢力の強さが伺えます。そして、エルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差が年末に向けて更に上昇することも予想されており、穀物相場での天候への警戒が必要となります。気象庁の発表では、エルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差が年末に最大となり、その後は緩やかに低下することを予想しております。一方、米気象予報機関(NSW)傘下の気象予報センター(CPC)は7月9日、今冬までエルニーニョ現象が発生する確率が90%以上、来年の春先までエルニーニョ現象が発生する確率が80%との見通しを示しております。オーストラリア気象庁は8月4日、エルニーニョ現象が強まりつつあることを発表。同気象庁は、「太平洋熱帯域中央部での海面温度は通常時を1.6℃上回っており、徐々に上昇を続けている。通常は11月から2月にかけて上昇がピークを迎えるため、今後3~7ヶ月はエルニーニョ現象が続く可能性もあり、気象モデルによると12月までは通常時を2.7℃上回ると見込まれている。それにより、2002年と2009年のエルニーニョ現象発生時を上回り、1997年以降で最大となる。」と指摘しております。ブルームバーグが実施したアナリスト調査では、今年のEU加盟28カ国のトウモロコシ生産高が前年比19%減の6280万トンとなり、EUの生産高データが残っている2001年以降で最大の落ち込みとなる見通しです。ここに来てロシア南部の穀倉地帯でイナゴが大量発生し、ロシア農業省が異常事態宣言を発令したことも気になります。

現在のシカゴ穀物市場は、「米中西部の天候と作柄」にばかり注目が集まっておりますが、これが9月中旬になると市場の注目が需給関係に移行し、「世界のトウモロコシ生産」への注目度が増します。今回の台風13号の直撃で中国南部穀倉地帯もかなり打撃を受けたようです。今年のシカゴ穀物市場は、これから世界の穀物生産を注目し始め、本格上昇に移行するのかもしれません。

 気象庁ホームページのエルニーニョ監視速報に掲載されている「エルニーニョ監視海域の海面水温(5ヶ月移動平均)」を添付しております。このグラフは、エルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差の5か月移動平均値(指数)の推移を示しております。5月までの経過(観測値)を折れ線グラフで、エルニーニョ予測モデルによる予測結果(70%の確率で入ると予想される範囲)を黄色のボックスで示しております。指数が赤/青の範囲に入っている期間がエルニーニョ/ラニーニャ現象の発生期間です。
海面水温の予想グラフ
グラフ名
エルニーニョ監視海域の海面水温の予測(5ヶ月移動平均)
グラフの出典:気象庁ホームページ 
http://matsunagasouken.blog.jp/archives/cat_472844.html?p=2

また、気象庁ホームページのエルニーニョ監視速報に掲載されている「エルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差 ()」のグラフも添付しております。上段のグラフが「エルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差 ()」となり、下段のグラフが「南方振動指数」です。
海面水温と基準値との差のグラフ
グラフ名
エルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差 ()

グラフの出典:気象庁ホームページ 

http://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/elnino/kanshi_joho/kanshi_joho2.html#region

無料メール情報会員の申し込みはココをクリックして申し込んでください。
無料メール情報会員の申し込み

本日の製作記事は、メール会員限定

本日の製作記事は、メール会員限定でメールにて送らせていただきます。
会員の方々は、メールの内容を参考にしてください。
無料メール情報会員の申し込みはココをクリックして申し込んでください。
無料メール情報会員の申し込み

トウモロコシ市場

 シカゴコーンの電子取引は、先ほど3セントほど上昇して取引が開始しました。シカゴ大豆の電子取引も6セントほど上昇して取引が開始しました。シカゴ小麦の電子取引も3セントほど上昇して取引が開始しました。

 先週末のシカゴ穀物市場は、米農務省から12日に発表される需給報告を警戒して上昇。特に大豆の単収が大きく下方修正されるとの思惑からシカゴ大豆が20セント高の大幅上昇となりました。大豆の単収に対する市場予想平均は、1エーカー当たり44.7ブッシェルとなり、前月発表値の46.0ブッシェルから下方修正が予想されております。先週3日に発表された大豆の育成進度報告は、「大豆の優と良の占める割合は前週比1%上昇の63%となり、前年同期を8%下回りました。開花率が前週から10%上昇して81%となり、過去5年平均を2%下回りました。」という内容でした。米農務省から今夜発表される最新の育成進度報告も注目されるところでしょうか。

 トウモロコシの単収に対する市場予想平均は164.7ブッシェルとなり、前月発表値の166.8から下方修正が予想されております。また、トウモロコシ生産推計の市場予想平均は133億2700万ブッシェルとなり、前月発表値の135億3000万ブッシェルから下方修正が予想されております。先週3日に発表されたトウモロコシの育成進度報告は、「トウモロコシの優と良の占める割合が前週と変らずの70%となり、前年同期を3%下回りました。シルキング率が前週から12%上昇して90%となり、過去5年平均を1%上回りました。ドウ率が前週比15%上昇の29%となり、過去5年平均を2%下回りました。」という内容でした。こちらも米農務省から最新の育成進度報告の発表が今夜予定されております。今週12日に発表される需給報告でシカゴコーンとシカゴ大豆、シカゴ小麦の単収の下方修正が予想されていることから、12日の需給報告に向けて穀物市場が堅調に推移するのかもしれません。

 テクニカル的には、先週末のシカゴ穀物銘柄の上昇により、シカゴ大豆とシカゴ小麦が上昇基調に転じた可能性も高まった模様。それによりシカゴコーンが出遅れ物色されるところかもしれません。

 先週末の東京とうもろこし市場では、ファンド系機関店とされるN社が半月ぶりに大きく買い進みました。国内のファンド系機関店も、米農務省から12日に発表される需給報告に向けて大きく買い進んできたのではないでしょうか。


シカゴ大豆の日足
シカゴ大豆の日足

シカゴ小麦の日足
シカゴ小麦の日足

シカゴコーンの日足
シカゴコーンの日足

本画面に掲載されている情報の著作権は、インベステック及び各情報提供会社に帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、インベステック及び各情報提供会社は一切の責任を負いません。

トウモロコシ市場パート2

 本日の東京とうもろこしの日中取引は130円安で取引を終えましたが、ファンド系機関店とされるN社が半月ぶりに大きく買い進みました。ファンド系機関店とされるN社の買い越し枚数は、7月21日に2127枚まで増加したものの、その後の急落により8月6日時点で1105枚まで減少しました。しかし本日は、604枚の差引き買い注文を出して買い越し枚数を1709枚にまで増加させました。ファンド系機関店が昨日まで半月間ほど手仕舞い売りを続けたものの、本日から再び大量買いを始めたことにより、東京とうもろこしの内部要因が変化しはじめたことは注目でしょう。ファンドが再び大量買いを始めたことで、東京とうもろこしの上げ足が軽くなったと受け止める必要もあるのかもしれません。

ゴム市場パート4

 上海総合株価指数は、2.2%高で取引を終えました。上海ゴムは、15時頃に3%安付近まで急落したものの、15時15分頃から急反騰となり、0.4%安まで戻して取引を終えました。東京ゴムの日中取引は、上海ゴム急落の影響を受けて3.8円安まで下落して取引を終えました。しかし、上海ゴムは、東京ゴムの日中取引が終了した直後から急反騰となり、プラス転換寸前まで上昇して取引を終えました。まるで東京ゴムの取引終了時間を待っていたかのような上海ゴムの急反騰でした。上海銅も15時頃に1.9%付近まで急落したものの、15時15分頃から急反騰となり、0.1%安まで戻して取引を終えました。

本日は、銅スポット価格が10時ごろから急落し、それに伴い上海銅や上海ゴムなども急落しました。そして、銅スポット価格が15時頃に年初来安値を更新しました。しかし、銅スポット価格は、日本市場取引時間での急落となったことから、ロンドン市場の取引開始が警戒され、15時15分頃から急反騰して今朝早朝の水準まで戻しました。上海ゴムが東京ゴムの日中取引終了直後から急反騰してプラス転換寸前まで戻しただけに、東京ゴムの夜間取引での上昇が予想されます。

みんコモコラムアワード2015
ColumnAward 2015特別賞

「特別賞」を受賞しました

詳細はこちら
重要事項
通常取引を始めるにあたって
スマートCXを始めるにあたって
重要事項説明
取引開始基準
契約締結前交付書面
金融商品取引法に基づく開示
勧誘方針
個人情報保護法
反社会勢力へ対する基本方針
免責事項
*掲載される情報はサンワード貿易株式会社(以下弊社)が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成・表示したものですが、その内容及び情報の正確性、完全性、適時性について、弊社は保証を行なっておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。
*弊社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。
*本ブログに掲載される株式、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増大または減少することもあり、価値を失う場合があります。
*本ブログは、投資された資金がその価値を維持または増大を保証するものではなく、本ブログに基づいて投資を行った結果、お客様に何らかの損害が発生した場合でも、弊社は、理由のいかんを問わず、責任を負いません。
*投資対象および銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いします。
以上の点をご了承の上、ご利用ください
最新記事