松永総研

北浜の虎と呼ばれた男

原油市場

 昨夜のNY原油は、先進6カ国とイランとの核協議が合意に達したものの、イランからの原油輸出増加に時間がかかるとの見方から上昇に転じました。制裁解除後のイランの原油輸出量は、ロイター調査によると1年以内に60%増加する見通しです。現在のイランの輸出量が日量120万バレル程度ですから、1年以内に日量72万バレルも輸出量が増加することになれば、原油市場にとってかなり大きな弱材料です。しかし、現在のNY原油の取引中心限月は、当月限の8月限と9月限ですから、NY原油市場で現在取引している投資家にとっては、数ヶ月先のことは関係性が低いとの見方からNY原油市場が上昇に転じた模様。半年先の限月となる先限を中心に取引している東京バージガソリン市場の投資家と、当月限や2番限を中心に取引しているNY原油市場の投資家とでは、時間的な感覚に違いがあるようです。

トウモロコシ市場パート2

 シカゴコーンは、6月15日に年初来安値を記録しましたが、7月1日時点で安値から20%以上の上昇となり、強気相場入りとなりました。しかも、6月22日から連騰が始まり、押し目らしい押し目も形成せずに上昇トレンドを形成しました。そして、ここに来て初めての長陰線となったことを受けて相場格言で言うところの「初押しは買い」という局面ではないでしょうか。シカゴコーンの先高感が強いことで大幅順鞘を形成していたことから、シカゴコーンの納会による鞘滑りは、国内市場にとっては絶好の押し目買いのタイミングかもしれません。シカゴコーンは、年明けから半年間も下落を続け、年初来安値をつけてからまだ1ヶ月しか経っておりません。「若い相場は目をつむって買え」や「ケイ線は値幅見ずに日柄見よ」という相場格言もあり、目先の値ごろ感より大局を見据えて「初押しは買い」も一考かもしれません。


シカゴコーンの日足
シカゴコーンの日足
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トウモロコシ市場

 昨夜のシカゴコーンは、7月限納会に伴う鞘滑りと若干の天候回復予報に下落した模様。昨夜のシカゴ穀物市場では、シカゴコーンが13セント安となり、シカゴ大豆が3セント安に留まったことも注目でしょう。シカゴコーンは、7月限と8月限の価格差が前日引け値で7.25セントの大幅順サヤを形成していたことから、納会に伴う鞘滑りが大きかった模様。シカゴ大豆は、7月限と8月限の価格差が前日引け値で5.5セントの逆サヤを形成していたことから、鞘滑りとはなりませんでした。どうしてもシカゴコーンの先高感が強いことから、シカゴコーンの大幅順鞘は当分続くものと思われます。それに対してシカゴ大豆の先高感が低いことから、シカゴ大豆は当分逆鞘を続けるものと思われます。シカゴ大豆の下げ幅からも解かるように、天候予報の改善は微々たるものなのでしょう。

シカゴコーンの日足
シカゴコーンの日足

シカゴ大豆の日足
シカゴ大豆の日足
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松永英嗣 松永英嗣

サンワード貿易(株)のアナリスト兼ストラテジスト

1965年大阪生まれ。

 業界歴25年。

 業界3年目にして歩合外務員として独立、穀物相場を中心に手掛ける。

 法人部時代にはガソリン・ゴムなど工業品銘柄を中心として、商社・当業者・投機筋などへ深く関わり特殊知識を深める。

 先物業界紙・貿日新聞の「天地人のコラム」を5年ほど連載。

10年前にブログ「北浜の虎」を立ち上げ、現在はブログ名を「松永総研」に改名。

 実に15年間、日々相場の最新情報を配信し続けている。 

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原油市場パート4

 先進6カ国とイランとの核協議の合意内容は、核開発の制限と大幅に強化された査察を受け入れ、欧米側が経済制裁を解除・凍結することが柱となっております。国連の対イラン武器禁輸は5年間、ミサイル禁輸は8年間解除されないようです。もし、合意不履行が発覚した場合、65日以内に経済制裁を復活させるという「スナップバック計画」にイランが合意しました。

 NY原油の電子取引は、15時ごろからの30分間で60セントほど下落しましたが、この1時間で下値から40セントほど上昇しました。イランへの経済制裁が解除されるが、合意不履行が発覚したら経済制裁を復活させるという「スナップバック計画」は、原油市場にとって弱材料となりそうです。経済制裁が解除されることにより、これまで積み上げられてきたイランの原油在庫が放出される可能性も高まりました。「経済制裁の段階的解除」ではなく、「経済制裁は解除するが、合意不履行が発覚したら経済制裁を復活」ですから、原油市場の続落に警戒するところかもしれません。

原油市場パート3

 先進6カ国とイランとの核協議が合意しました。これから製作される共同行動計画は、イランの核保有阻止を最大の目的とし、100ページ前後の計画書となる予定です。そして、イランと国際原子力機関は、2015年末までに核開発に関する「軍事的側面の可能性」の問題を解決する計画に合意する予定です。今回の合意を受けて関係国は今後、国内手続きを経て合意履行の準備に入る予定です。米国では、今回の合意を米議会で審議するのに60日間を要するとされており、議会の反発も予想されます。イラン側の国内の反発も予想されます。

 核協議が合意に至りましたが、それでも問題は山積みです。年末までにイランと国際原子力機関との合意がなされるのかもわかりません。また、米議会の審議も難航が予想されるだけに、現時点で「核協議が合意=イランの石油輸出が増加」と考えるには早すぎるということでしょう。

みんコモコラムアワード2015
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