松永総研

北浜の虎と呼ばれた男

原油市場

 昨夜の原油市場は、ギリシャ問題や中国株問題などによりマーケット全体がリスクオフの流れとなったことに圧迫されました。また、先進6カ国とイランとの核協議の最終期限を前にして警戒感が高まったようです。5月2日の暫定合意が7月7日に期限切れとなることから、7日までに核協議が最終合意となるのかが注目されております。イランの石油輸出量は、経済制裁により日量420万バレルから日量120万バレル付近まで減少しております。本日中に最終合意となれば、イランからの原油輸出が増加するとの思惑が原油市場を圧迫しているようです。イラン側は、最終合意により経済制裁の即時撤廃を求めておりますが、先進国側は、経済制裁の段階的撤廃を主張しており、その辺りがいまだ対立しているようです。

 ブレント原油が今朝3時過ぎに56.39ドルまで下落し、現在は57.28ドル付近で推移。これにより1月からの約25ドルの上昇に対する半値押し完了となるだけに、テクニカル的に注目されるところでしょう。先進国側は、最終合意後の経済制裁の段階的撤廃を頑なに主張していることから、たとえ最終合意に至っても、イランの原油輸出がすぐに回復するとは考えにくいものがあります。そして、本日中に最終合意に至らなければ、5月2日の暫定合意が期限切れで無効となることから、原油価格の急反発を招く可能性もあります。テクニカル的にもブレント原油が「半値押し完了」となっているだけに、ここからの東京バージガソリンの強気な見方も一考ではないでしょうか。


ブレント原油の日足
ブレント原油の日足

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トウモロコシ市場

 先ほどから始まったシカゴコーンの電子取引は、作柄改善を嫌気して7セントほど下落して始まりました。米農務省による7月5日終了週の育成進度報告は、トウモロコシの優と良の占める割合が69%となり、前週から1%改善し、前年同期を6%下回りました。シルキングが12%となり、平年を6%下回りました。大豆の優と良の占める割合が63%となり、前週と変らずとなり、前年同期を9%下回りました。作付けが96%となりました。発芽が89%となり、前年同期を4%下回りました。

7月5日までの1週間は、降雨が比較的少なく、曇り時々晴れの天候が多かったことから、とうもろこしの作柄が少し改善しました。ウエザーニュースの週間予報では、この先1週間の天候が曇りがちとなり、降雨も少し多めの予報となっていることから、来週の育成進度報告では、作柄悪化の可能性もあります。

 3連休の影響で昨夜CFTCから発表されたシカゴコーンにおけるファンドなど大口投資家のポジションは、前週の「4万6313枚の売り越し」から「11万569枚の買い越し」になりました。これで9週間ぶりに買い越しに転じました。大口投資家のポジションが前回売り越しに転じたのが2014年1~2月であり、その後2ヶ月間でシカゴコーンが420セント付近から520セント付近まで大幅上昇した経緯もあります。今回も、1年3ヶ月ぶりに大口投資家が売り越しに転じてからシカゴコーンの上昇基調が鮮明となってきました。


シカゴコーンの週足
シカゴコーンの週足

シカゴコーンのファンドポジション
シカゴコーンンのファンドポジション
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白金市場「白金高騰の可能性・7月24日に注意」

 世界最大の白金鉱山会社である南アフリカのアングロ・プラチナ社が、7月24日に数千人規模のリストラを発表する可能性があることを、同社関係者からのコメントとして伝えられております。その記事は、現地紙の「ニュース24」や「南アフリカ労働党新聞」にも掲載されております。アングロ・プラチナ社は、15万1200人の従業員に対して5%~20%の人員削減を行う計画を表明しております。

世界最大の白金鉱山会社であるアングロ・プラチナ社のCEOは2月23日、「昨年の5ヶ月間に及ぶストライキの影響により、2014年の収益が40~55%減少、それにより一株利益が250~335セントとなる見通し。また、昨年のストライキの影響で53.2万オンスの生産障害が生じたことから、株主への利益確保のために、昨年ストライキが発生した南ア・ルステンバーグ地区の白金鉱山を売却する必要がある。」と述べております。また、アングロ・プラチナ社の親会社であり世界最大級の資源メジャーであるアングロ・アメリカ社のCEOは昨年12月、2017年までに大幅な人員削減を実施する計画を発表しました。それによると、人員数(約10万2000人)に対して2017年までに6万人にまで縮小するというものでした。そして同社CEOは、2016年までに少なくとも15%の資本収益率を高めることを目的に資産売却を進め、2015年からルステンバーグ地区の3つの白金鉱山の売却プロセスを始めることを述べております。アングロ・アメリカ社CEOが「2015年からルステンバーグ地区の3つの白金鉱山の売却プロセスを始める。」と述べておりますが、「ルステンバーグ地区の3つの白金鉱山」を所有しているのはアングロ・プラチナ社です。ただ、アングロ・アメリカ社がアングロ・プラチナ社の株式のほとんどを所有していることから、アングロ・アメリカ社の意向にアングロ・プラチナ社も従う必要があるようです。

 7月24日にアングロ・プラチナ社が数千人規模の人員削減策を発表することになれば、白金相場が高騰する可能性もあります。アングロ・プラチナ社では、2012年に発生した55日間のストライキの影響により大幅赤字転落となり、2013年1月に再生計画(40万オンスの生産削減、ルステンバーグを中心に最大1万4,000人の人員削減、4つの鉱山シャフトの停止、1つの鉱山売却)を発表し、それに伴い東京白金が1ヶ月間で1000円ほど急騰した経緯があります。昨年は、5ヶ月にも及ぶストライキが実施されただけに、ここで大規模人員削減策を発表する可能性もあります。そして、大規模人員削減に対する労働組合の反発も予想されることから、リストラ発表と同時にストライキに突入する可能性もあります。

 現在は、東京白金が東京金を228円ほど下回っており、NY白金が2009年3月以来の安値水準です。しかもNY白金は、この1年間で30%ほど下落しております。そろそろ東京白金の買い場探しではないでしょうか。

NY白金の月足
tNY白金の月足

NY白金の週足
NY白金の週足

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原油市場パート3

 ブレント原油は、1月13日に45.19ドルまで下落しましたが、5月6日に69.63ドルまで上昇しており、4ヶ月間で25ドルほど上昇しました。しかし、その後はじり安を続け、今朝から60ドル割れとなっております。現在は59.5ドル付近まで下落しており、1月からの25ドルの上昇に対する半値押しまであと2ドルに迫りました。そろそろ東京バージガソリンの買い場探しとなるのでないでしょうか。


ブレント原油の日足
ブレント原油の日足

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トウモロコシ市場パート2「利益確定も一考か?」

下記の記事は、先週3日に製作した過去記事です。

参考にどうぞ。

2015
070310:02
トウモロコシ市場パート2「利益確定も一考か?」
 ウエザーニュースによるシカゴの14日予報では、10日まで降水確率が全て20%以下となっており、トウモロコシの作柄改善が予想されます。また、降水確率が50%を超えるのは14日中1日です。12日ごろから雨がちな天候も予想されておりますが、それまでは発育に適した天候となりそうです。
 昨夜のシカゴコーンが年初来安値から21.7%の上昇となり、強気相場入りとなりましたが、ここに来て天気予報が大きく改善しており、修正安に警戒するところかもしれません。来週6日に米農務省から「5日終了週の育成進度報告」が発表されます。天候の改善を背景に作柄が少し改善する可能性もあるだけに、6日発表の育成進度報告を警戒して利益確定も一考ではないでしょうか。そして、来週10日に米農務省による需給報告が控えていることから、来週6日の育成進度報告発表後に再び買い場探しも一考かもしれません。

後場市況1

 ドル円は、午後から30銭ほど円高に進み、先週末15時15分比80銭円高の1ドル=122円30銭付近で推移。NYダウの電子取引は、160ドル安付近で推移。日経平均株価は503円安の2万36円付近で推移。東京工業品銘柄は、円高基調や株価急落を嫌気して午後からも下落しております。14:00時点で、東京金31円安、東京白金70円安、東京バージガソリン2060円安、東京ゴム3.4円安、東京とうもろこし260円安です。

  上海総合株価指数は、朝方7.8%高付近で寄り付きましたが、前場を2.2%高で終えました。中国当局が新規株式公開(IPO)を中止したほか、中国の証券会社21社で計1200億元(約2兆3700億)以上を上場投資信託(ETF)に投じると発表しました。また、同国の投資ファンド25社の経営幹部が株式を積極的に購入し、最低1年間保有することを約束した旨を表明しました。中国政府や中国人民銀行の度重なるテコ入れ政策に朝方の中国株が大きく反応したものの、その後の高値からの失速も大きくなっております。

みんコモコラムアワード2015
ColumnAward 2015特別賞

「特別賞」を受賞しました

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