松永総研

北浜の虎と呼ばれた男

ゴム市場「上海ゴム当月限が連騰」

 上海ゴムの取引中心限月となる5月限は、1%高付近で取引が始まり、現在は2.2%高付近まで上昇。昨夜のNY銅が4年半ぶりの安値を記録し、本日の上海非鉄金属銘柄が急落する中で上海ゴムの急伸が目立ちます。

上海ゴムの取引中心限月である5月限は昨日0.3%高と小幅高でしたが、当月限が昨日の日中取引で4%高と暴騰しており、昨日の夜間取引でも当月限が2%強の急騰となりました。昨日の日中取引と夜間取引で当月限が6%ほど急騰した影響で、本日の取引中心限月である5月限も急騰した模様。天然ゴムの主生産地となるタイ南部やマレーシアで先月中旬ごろから続く洪水被害により、産地の生産高が減少していることに加え、産地の天然ゴム輸送にも影響がでている事から逼迫感が高まり、上海ゴムの当月限が連騰しております。上海ゴムの当月限である1月限は、先月11日に1万1480元まで下落したが、現在は1万4185元付近で推移しており、4週間で24%もの上昇を記録すると共に、当月限が他限月よりも高くなり、年明けから逆サヤを形成しております。上海ゴムの当月限(1月限)と取引中心限月(5月限)の一代足を添付しておりますので、見比べてみてください。

上海ゴムの当月限(1月限)
上海ゴム1月限

上海ゴムの取引中心限月(5月限)
上海ゴム5月限

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海外市況

 NYダウは、331ドル安の1万7501ドルとなり、昨年30日からの4営業日で530ドルほどの下落となりました。原油急落を受けてエネルギーセクターの株価が急落したことや、第4四半期決算発表シーズンを前にした利益確定の売りに米国株が失速。来週12日のアルコア決算を皮切りに米国企業の第4四半期決算発表シーズンを迎えます。毎回のことですが、米国株が高値にあるときに決算発表シーズンが迫ってくると、利益確定の売りが先行する傾向があります。そしてこれまでのパターンであれば、良好な決算内容を確認して米国株が上昇に転じるというパターンが続いているだけに、今回も注目されそうです。特にNYダウが最高値水準にある事から、良好な企業決算なしに上値を狙うことが難しいとの見方も多いようです。

ユーロドルは、昨日15時半時点とほぼ変わらずの水準です。ドル円は、昨日15時半比1円10銭の円高となり、現在は119円40銭付近で推移。ギリシャ政局問題や米国株急落を受けてリスクヘッジの円買いが進みました。

NY金は、ギリシャ政局問題や米国株の急落を受けたリスクヘッジから買われました。原油市場が急落し、インフレ期待が後退してもNY金が上昇に転じたことは注目でしょう。

原油市場は、サウジアラビアが欧州向け原油販売価格を大幅に引き下げたことで急落。サウジアラビア国営石油会社のサウジアラムコは、北西欧州向け公式販売価格を前月分より1バレル当たり1.50ドル引き下げました。そして米国向けを0.3ドル引き下げ、アジア向けを0.6%引き上げました。サウジアラビアは、11月のOPEC総会後から3度目の石油販売価格の引き下げとなりました。また、ロシアのエネルギー省が2日に公表した統計で、2014年の同国の石油生産量がソ連崩壊後で最高となった事や、イラクの石油輸出が1980年代以来の高水準にあると報じられた事なども原油の下げ足を早めました。


NYダウの日足
NYダウの日足

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松永英嗣 松永英嗣

サンワード貿易(株)のアナリスト兼ストラテジスト

1965年大阪生まれ。

 業界歴25年。

 業界3年目にして歩合外務員として独立、穀物相場を中心に手掛ける。

 法人部時代にはガソリン・ゴムなど工業品銘柄を中心として、商社・当業者・投機筋などへ深く関わり特殊知識を深める。

 先物業界紙・貿日新聞の「天地人のコラム」を5年ほど連載。

10年前にブログ「北浜の虎」を立ち上げ、現在はブログ名を「松永総研」に改名。

 実に15年間、日々相場の最新情報を配信し続けている。 

主催

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ゴム市場パート2

 タイの現物価格(ハジャイのRSS3号)が今年初めての取引となり、上昇して始まりました。しかも、1ヶ月ほど上昇を続けており、その間に下落に転じた日が1日もありません。現在は、1キロあたり61バーツしております。それによる輸入採算価格は、61バーツ×3.6485円(バーツ円換算)+8円(キロあたりの輸入諸経費)=約230円となります。しかし、シンガポールゴムRSS3号からの輸入採算価格では、1.71ドル(2月限)×120.5円(ドル円換算)+8円(キロあたりの輸入諸経費)=約214円となります。タイ政府が備蓄在庫積み上げのために農家から現物を買い上げている関係上、タイの現物価格がやや割高となっているようです。東京ゴムの2月限が201円付近で推移していることから、東京ゴム2月限がシンガポールゴムによる輸入採算価格を13円ほど下回っている計算です。ここまで東京ゴムが大幅な割安換算となっている状況では、適正水準までの上昇に注目するところかもしれません。

東京白金

 先ほど製作した「東京金」のコメントからも、金相場の上昇に白金相場が追随する可能性に注目かもしれません。特に原油市場の下げ止まりを感じるようになれば、白金相場に対する強気な見方も一考かもしれません。

白金の圧迫要因として、中国経済成長の鈍化が挙げられます。しかし、中国経済の成長が再び加速する可能性もあります。最近の相場で最も強いジャンルは、中国株の上昇かもしれません。中国政府が大方の予想に反して利下げを実施し、その後、中国株が暴騰しました。上海総合株価指数は、11月下旬の2400ポイント付近から現在の3310ポイント付近まで約38%の上昇となりました。しかも先月31日に年初来高値を更新し、本日も更に上昇しております。総合株価指数の38%の上昇を日経平均株価で例えると、「日経平均株価が1万7500円から2万4150円まで1ヵ月半で上昇」に匹敵することから、いかに中国株の上昇が凄まじいかが伺えます。こうした中国株の暴騰により同国経済が活性化され、同国経済成長が再び加速する可能性もあります。

昨年2月頃から南ア大手白金鉱山3社で5ヶ月間に及ぶストライキが発生しました。それにより南ア大手白金鉱山3社から今月発表される「2014年決算」がかなり悪化することも予想されます。しかも、アングロ・アメリカ社(アングロ・プラチナ社の親会社)は先月、2017年までに4割近くの人員削減を行う計画を公表しました。そして、アングロ・プラチナ社は、2012年に発生した55日間に及ぶストライキにより、2013年1月15日に前年の赤字決算を発表すると同時に、「年間40万オンスの白金生産削減、鉱山4カ所を閉鎖、最大1万4千人の雇用削減」という再生計画を発表し、それにより東京白金が1ヶ月間で1000円ほど暴騰した経緯があります。今月に南ア大手白金鉱山3社から発表される「2014年決算」に伴う営業計画に対して白金市場が反応する可能性もあります。

中国株の暴騰や南ア大手白金鉱山3社の動向を考慮すれば、東京金以上に東京白金に対する強気な見方が魅力的なものになるのかもしれません。


東京白金の日足
東京白金の日足


NY白金の日足
NY白金の日足

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東京金

 東京金は、1ヶ月ほど前から4600円付近を中心とした上下動を繰り返しております。東京金を動かす要素として、ドル円の動向、リスクヘッジとしての金、ドルの代替銘柄としての金、インフレヘッジとしての金などがあります。現状では、ドル円の動向やリスクヘッジとしての金などが強材料となり、ドルの代替銘柄としての金やインフレヘッジとしての金が弱材料となっております。

 ドル円の動向を考えれば、日本の緩和策継続に対して米国の利上げ観測により、今後も円安基調が続くものと思われ、東京金の強材料となりそうです。しかし、米国の金利上げ観測により今後もドル高が続く可能性が高く、ドルの代替銘柄としてNY金の圧迫要因となり続けることも考えられます。そうしたことから、東京金の強材料となる円安とNY金の弱材料となるドル高が今後も対峙し続ける可能性があります。

 原油が下落を続けることで、インフレ観測の後退が金相場を圧迫しております。その一方で、中東情勢の緊張やギリシャ問題などによるリスクが金相場を支えているようです。原油価格は、この半年間で半値近くにまで下落しており、先月16日ごろから下落スピードがかなり鈍ってきたことから、そろそろ下げ止まることも考えられます。それにより、「インフレ観測の後退」による金相場への圧迫もそろそろ一巡となるのかもしれません。その一方で、ギリシャ問題や中東情勢の緊張が続くことも予想されることから、今後の金相場は、堅調気味となるのかもしれません。

米国による空爆の支援を受けてイラクやクルド人部隊、サウジアラビア、ヨルダン、アラブ首長国連邦、バーレーン、カタールなどがイラクやシリア領内のイスラム国勢力打倒に動き出しております。2月ごろにはアラブ諸国によるイスラム国への攻撃が本格化するとの見方もある事から、原油市場の下げ止まりを感じるようになれば、金相場に対する強気な見方も一考かもしれません。


東京金の日足
東京金の日足

NY金の日足
NY金の日足

NY原油の日足
NY原油の日足

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みんコモコラムアワード2015
ColumnAward 2015特別賞

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