松永総研

北浜の虎と呼ばれた男

原油市場パート2

5月15日

原油市場パート2

米イスラエル大使館のエルサレム移転式典が昨日行われ、それに反対するパレスチナ人による3万5000人にも及ぶ大規模デモが発生しました。それをイスラエル軍が鎮圧のために発砲し、1360人が負傷し、55人が死亡したことも報告されております。

イスラエル建国記念日となる5月14日に米イスラエル大使館がエルサレムに移転する記念式典が行われました。しかも、翌15日は、1948年のイスラエル建国時に大勢のパレスチナ人が難民となったナクバを悼む日に当たり、本日もパレスチナ人による抗議活動が継続されるそうです。しかし、昨日からのイスラエル軍とパレスチナ人による衝突に対して、アラブ諸国の反応が冷めているようです。

イスラエル軍とガザ地区のパレスチナ人との戦闘は、以前からの事です。米大使館のエルサレム移転に対する抗議行動は、アンマンやレバノンなどで抗議数集会が行われたようですが、その他のアラブ諸国では、そのような抗議集会は発生しておらず、アラブ諸国の反応が冷めているように感じられます。ガザ地区のハマス勢力をアラブ諸国の大半が支援していないので、当然の反応かもしれません。しかも、イスラエル軍とハマス勢力との戦闘が以前から続いているだけに、「原油市場に対する一時的な材料」と受け止めて、原油市場に対する売り場探しも一考かもしれません。

白金市場

5月15日

白金市場

 EU委員会関係者は14日、EU委員会はEU内で販売されるトラックの二酸化炭素(CO2)排出量について、2030年までに30%削減するとの目標を掲げる見通しであることを伝えております。EU委員会は、CO2排出量の削減目標の草案を今月17日に公表する見通しとなっております。

日本や米国、中国、カナダなどでは、トラックに対するCO2排出量の削減目標が定められておりますが、EUがトラックに対するCO2排出量削減に基準を設けるのは初めての事です。

トラックの多くはディーゼル車です。ディーゼル車は、ガソリン車よりCO2排出量が少ないというメリットがあります。EUがCO2排出量の削減目標を定めることになれば、ガソリン車よりCO2排出量の少ないディーゼル車への人気が再燃する可能性も高まります。そして、CO2排出量の削減目標が定められることになれば、EUで白金の触媒需要が増加することになりそうです。

ヨーロッパでは、以前はクリーンディーゼル車人気が高かったのですが、2015年にフォルクスワーゲンによるディーゼル車の排ガス不正が発覚し、それを受けてディーゼル車人気が低下しました。それにより、ディーゼル車の触媒に多く使用される白金需要が低下し、白金価格が大きく下落し、東京白金が東京金を下回ることになりました。しかし、ここでEUがトラックに対するCO2排出量削減目標を掲げることになれば、白金価格が上昇することも考えられます。それだけに、EU委員会から17日に公表される「CO2排出量の削減目標の草案」を前にして、東京白金に対する強気な見方も一考かもしれません。

 

トウモロコシ市場

5月15日

トウモロコシ市場

 米農務省が昨夜発表した中間作柄・育成進展状況では、米国産トウモロコシの5月13日終了週時点での作付けが前週比23%上昇の62%となり、過去5年平均の63%まであと1%に迫りました。発芽は、前週比20%上昇の28%となり、過去5年平均の27%を1%上回りました。

 米国産大豆の5月13日終了週時点での作付けが前週比20%上昇の35%となり、過去5年平均の26%を9%も上回りました。発芽は10%となり、過去5年平均の6%を4%上回りました。

 米穀倉地帯では、4月上旬~中旬の低温により、作付け遅れが発生しました。4月22日終了週時点での米国産トウモロコシの作付け進展が5%となり、過去5年平均の14%を大きく下回りました。これを受けてシカゴコーンの上げ足が強まりました。しかし、4月下旬から温暖な天候となり、作付け作業が加速しました。一方、4月下旬から作付け作業が始まった米国産大豆は、例年以上のペースで作付けが進んでおります。ここにきて米国産トウモロコシの作付けペースが例年並みに回復し、発芽も例年並みとなってきました。今月末にかけても温暖な天候が続く見通しとなっており、作付けペースや発芽ペースが更に加速することも予想されます。しかも、4月下旬から適度な降水量が有り、今月末にかけても適度な降水量が予想されることから、今年の米国産トウモロコシが5年連続での豊作となる可能性があります。それにより、天候相場序盤で「青田ほめ」となることも予想されます。

原油市場

5月15日

原油市場

 昨夜のNY原油は、中東の地政学的リスクに反応して上昇しました。昨日は、米イスラエル大使館が現在のテルアビブからエルサレムに移転する記念式典が行われました。それに反対するパレスチナ人による3万5000人にも及ぶ大規模デモが発生し、それをイスラエル軍が鎮圧のために発砲しました。発砲により1360人が負傷し、55人が死亡したことも報告されております。そして、負傷者の総数が2700人余りに及んだそうです。イスラエルとパレスチナ人との衝突による負傷者が、2014年のガザ戦争以来にまで増加しました。

 米大使館のエルサレム移転式典は、イスラエル建国記念日となる昨日14日の日本時間で22時頃に行われました。NY原油の電子取引は、昨日22時時点で70.8ドルでしたが、昨日23:30ごろに71.2ドル付近まで上昇し、現在は71ドル付近で推移しております。本日15日は、1948年のイスラエル建国時に大勢のパレスチナ人が難民となったナクバを悼む日に当たり、本日もパレスチナ人による抗議活動が継続されるそうです。

 5月14日がイスラエル建国記念日であり、翌15日が多くのパレスチナ人が難民となったナクバを悼む日であることから、5月14日と15日は、イスラエル人とパレスチナ人にとって感情的になりやすい日です。このタイミングで米大使館がテルアビブからエルサレムに移転したのですから、イスラエル軍とパレスチナ人との衝突は避けられなかったのかもしれません。明日からは、イスラエル軍とパレスチナ人との緊張も時間経過と共に沈静化に向かうことが考えられます。そして、今回のイスラエル軍とパレスチナ人との衝突が原油生産に影響を与えている訳でもないことから、ここが原油市場の売り場と考えることも一考かもしれません。

モルガン・スタンレーの年央見通し

5月14日

モルガン・スタンレーの年央見通し

 大手投資銀行のモルガン・スタンレーは13日、「エンド・オブ・イージー(たやすさの終わり)」という題名の年央見通しを発表しました。それによると、「ここ9年間に見られた市場への多重の追い風が弱まりつつあり、政策引き締めは今や逆風が吹いていることを意味する。今や世界の株式は今後1年間の上昇余地が限定的なため、ウエートを従来の4%から2%に減らしてイコールウエートとする一方で、新興国の外貨建て債券や現金の比率を上げるべきだ。成長の勢いやインフレ、バランスシートの規模、利益見通しの修正、株式と債券の相関関係、米政策金利はいずれも過渡期にある。市場にとってこれは2018年1月にクレジット、2018年夏に利回り、2018年7~9月期に株式が相次いで天井打ちすることを意味する。」と指摘しております。そして、「欧州株および世界のエネルギー株はオーバーウエートに。日本円は2019年7~9月期までに1ドル=95円を付ける。米10年国債利回りは低下して2018年を終え、利回り曲線はフラット化。南アフリカ・ランドとブラジル・レアルの今後1年は力強い上昇に。」と指摘しております。

 上記のモルガン・スタンレーの年央見通しは、興味深い内容となっております。米国株が7~9月期に天井形成するのであれば、6月頃まではリスクオン志向の銘柄に注目し、7月頃から徐々に新興国通貨やリスクヘッジ銘柄となる金相場などに注目することも一考かもしれません。

米国株が2018年7~9月期に天井形成し、日本円が2019年7~9月期までに1ドル=95円を付けるのであれば、米国株が下落トレンドに突入したあたりから円高基調が始まる可能性もあります。それにより、2018年7~9月期あたりから円高基調への対応を取る必要もありそうです。

今回の米国企業の1~3月期決算は、近年最高の企業利益となりましたが、それでもNYダウが少ししか反応しておりません。4~6月期決算も良好な決算内容が予想されているだけに、それでもNYダウが今回と同様にあまり上昇出来ないようでは、米国株が天井形成する可能性もあります。まずは、米国企業の4~6月期決算が本格化する7月中旬~下旬辺りで米国株が天井形成する可能性に注目かもしれません。

天然ゴム市場パート3

5月14日

天然ゴム市場パート3

 上海ゴムの現取引中心限月である9月限は、3月下旬から取引中心限月となりました。そして上海ゴム9月限の値動きは、1万1015元~1万1920元の狭い範囲内での値動きを2カ月間も続けております。

 上海ゴムは、取引中心限月に売買高の95%ほどが集中しております。そして、上海ゴムの現取引中心限月(9月限)の建ち玉は、売り玉も買い玉もそのほとんどが1万1015元~1万1920元付近の狭い範囲内に集中しております。それにより、現在の上海ゴム9月限(1万1720元付近で推移)があと2.4%ほど上昇して1万2000元台乗せとなれば、売り玉の大半が値洗いマイナスとなり、売り方の手仕舞いの買い戻しが本格化する可能性もあります。ここは、「保合い放れに付け」という相場格言通りに上海ゴムの保合い放れのタイミング待ちというところかもしれません。

 今月中に天然ゴムの主要3カ国による。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。
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上海ゴムの日足

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