NYダウは3日続伸となり、59ドル高の1万6979ドル。ドル・円は、昨日15時半比50銭の円高となり、103.65円付近で推移。8:35時点での外電換算は、東京金4円高、東京白金14円安、東京ガソリンは、ブレント原油で700円高、NY原油で860円高、東京トウモロコシは60円安です。

FOMC議事録では、労働市場が予想以上に急速な回復を遂げているとしたものの、さらに確固たる回復が示されるまでは利上げの前倒しを望んでいないことが示された。その一方で多くの参加者は、委員会の目標に向けた収束が予想より速いペースで起きた場合、金融政策による緩和措置を現在見込まれているよりも早期に引き揚げ始めることが適切になる可能性があるとも示された。利上げ開始時期の見通しについては、経済活動や労働市場、物価上昇率に関する今後の動向次第とているようです。また、利上げの枠組みの多くの要素について、ほとんどの参加者がFFレートを引き続き主要政策金利とすることが適切とした。米株式市場では、労働市場の改善が一様でない中、景気刺激を続ける方針が示唆されたと受け止められて上昇した模様。しかし、為替市場では、想定より早く利上げが始まる可能性が高まっていることが指摘されたと受け止められてドル高が進行した模様。株式市場と為替市場では、議事録に対する受け止め方が少し違っているようです。玉虫色の内容とまではいかないにしても、議事録に対する受け止め方が見方によって違っている模様。

 NY金は、対ユーロでのドル高により、ドルの代替銘柄としての金買いが後退して下落。また、早期利上げ懸念も金相場を圧迫した模様。

 原油市場は、予想以上の在庫減少を受けて上昇。EIA週刊石油統計は、原油在庫が175万バレル減予想に対して447万4000バレル減、クッシング原油在庫は前週比175万5000バレル増。

 本日は、中国のHSBC製造業PMI(8月)が10:45に発表される予定です。事前予想では、前月と変わらずの51.5ポイントです。中国の重要な経済指標ですから、この発表後のゴム市場や原油市場の動向が注目されそうです。
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情報提供 : ()インベステック

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