ゴム市場&ガソリン市場「ショート&ロング」

 この2~3ヶ月で商品市場全体が大きく下落しました。中には、5年ぶりの安値にまで下落している銘柄もあります。原材料に裏付けされた米国の上場取引型金融商品(ETP)から、今月に入って約8730億ドルの投資資金が流出したとされており、商品市場全体からの資金流失が加速しました。そして、ブルームバーグが集計したブルームバーグ商品指数が2009年以来の低水準にまで低下しております。今月になって商品市場全体の下げ足が加速しただけに、上昇に転じた時の反発にも注目かもしれません。単純な分析方法ですが、今後の商品市場全体が反発に転じると考えれば、これまでもっとも大きく下落した銘柄を買って、もっとも下落率の小さかった銘柄を売って、ショート&ロングを組むという考え方も一行ではないでしょうか。

 この2~3ヶ月間での高値からの下落率は、東京金約2.3%、東京白金約6.7%、東京ガソリン約1.5%、東京ゴム約16%になります。こうして見比べると、もっとも大きく下落した東京ゴムを買って、もっとも下落率の小さかった東京ガソリンを売るという「ショート&ロング」も一考かもしれません。


東京ガソリンの日足
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東京ゴムの日足
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