ブレント原油は、先週末5日に一時68ドル12セントにまで下落したが68ドル70セントで先週末の取引を終えました。しかし、今朝8時半頃に一時67ドル75セントまで下落し、現在は68ドル15セント付近で推移。ブレント原油が先月28日に70ドル台を割り込み、これで70ドル台割れが7営業日目となります。そして12月1日に67ドル56セントにまで下落して以来、まだ安値更新をしておりません。

先週の原油市場では、サウジアラビアがアジアと米国向け原油販売価格を引き下げ、イラクがクルド人自治区に対して日量30万バレルの石油輸出を許可した事などが原油市場を圧迫しました。先月27日のOPEC総会で減産が見送られ、その後も連続して弱材料が出てきたことにより、投資家心理がかなり弱気に傾いたように感じられます。しかしブレント原油は、先週1日に67ドル56セントにまで下落して以来、安値更新をしておりません。この半年間でブレント原油が115ドル付近から68ドル付近まで47ドルほど下落し、NY原油が107ドル付近から64ドル付近まで43ドルも下落しました。ここに来て原油市場が弱材料にやや鈍感になり始めていることから、そろそろテクニカル的な反発に注目することも一考かもしれません。

ブレント原油の日足
ブレント原油

NY原油の日足

NY原油


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