下記は、先週22日に製作した記事です。

2014年12月22日

産地天然ゴム「産地で洪水被害が拡大」

天然ゴムの主生産地となるタイ南部やマレーシアで洪水被害が拡大しております。12月17日ごろから、タイ南部で豪雨による河川氾濫の被害が拡大していることが伝えられております。それによると、タイ南部の7県で153万ヘクタール以上もの天然ゴム・プランテーションが水害に陥っている模様。すでに被害がタイの天然ゴム・プランテーション全体の43%にまで拡大しているようです。また、マレーシアでも洪水被害が拡大していることが伝えられております。

こうした産地での深刻な洪水被害により、生産高の低下や天然ゴム輸送への被害が心配されます。東京ゴムは、13:50時点で2円高です。産地の洪水被害の深刻さを考えると、東京ゴムへの強気な見方も一考ではないでしょうか。

参照サイトのアドレスです

http://www.irco.biz/BlogMoreDetial.php?id=3066&ShowContent=news

上記は、先週22日に製作した記事です。

 

この1週間もタイやマレーシアを中心として降雨が続いており、マレーシアの国営ベルナマ通信は、洪水で13万2000人以上の住民が避難したと伝えております。ナジブ首相によると、被災地では水の供給さえ滞り、停電で避難所も闇に包まれているという。マレーシアとタイの国境付近では今後2日間でさらに100ミリの雨が降る恐れがあり、洪水被害の拡大に加えて土砂災害にも警戒が必要とされるようです。また、ベンガル湾を隔てたスリランカも大雨に見舞われており、中心都市キャンディでは、この8日間で1カ月の平均降水量の2倍を超える雨を記録しました。気象専門家によると、東欧と中国が勢力の強い高気圧に覆われた影響で、マレーシア周辺には南シナ海から湿気を含んだ季節風が吹き込んでいることが原因となっているようです。日本の気象庁からエルニーニョ現象の発生が発表されており、それによる異常気象かもしれません。産地の洪水被害により、タッピング作業への影響や、天然ゴムの輸送への影響が危惧されるところでしょうか。