ベーカー・ヒューズ社発表による全米オイルリグ数は、今年の10月10日に1609基まで増加したが、原油価格の暴落で1499基まで110基も減少しました。

2008年8月にNY原油が147ドルまで暴騰したことにより、米国のシェールオイル・ブームが到来しました。それにより全米オイルリグ数が2009年の約200基から今年10月の1609基まで増加しました。このオイルリグ数の増加に伴い、米国石油生産も2007年の日量約30万バレルから日量約350万バレルにまで増加しました。

米国では、度重なる天然ガス価格の高騰により、2000年ごろからシェールガス・ブームが到来しました。しかし、全米ガスリグ数が400基付近から1600基付近まで急増したことにより米国シェールガス生産が急増し、それに伴いNY天然ガスが大暴落することとなり、それと共に全米ガスリグ数が2008年8月の1606基から2009年7月の665基にまで激減しました。その間にNY天然ガスが13.4ドル付近から2.4ドル付近まで大暴落することとなりました。著名投資家のジョージ・ソロス氏は、「相場は、ブームとバーストを繰り返す」という名言を残されましたが、まさにシェールガス・ブームがバーストした時の反動は凄まじいものがありました。

シェールガス・ブームが2008年後半にバーストしたが、2009年からシェールオイル・ブームが到来しました。しかし、シェールガス・ブームで全米ガスリグ数が1606基まで増加したところでNY天然ガスが大暴落したように、全米オイルリグ数が1609基まで増加したところでNY原油が暴落しており、まさに「時代は繰り返す」というところでしょうか。NY天然ガスが大暴落し、全米ガスリグ数が半年間で半分ほどにまで激減したように、全米オイルリグ数も今後、急速に減少することが予想されます。そして全米オイルリグ数の減少と共に原油市場が堅調さを取り戻すのかもしれません。


全米オイル&ガスリグ数
リグ数

NY天然ガスの月足
NY天然ガスの月足

NY原油の月足
NY原油の月足

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