マレーシアが過去30年で最悪の洪水被害となり、20万人以上が避難するなど、過去最高の避難人数となりました。それによりパーム油や天然ゴムが急騰しております。特にマレーシアのパーム油生産は、世界全体の78%を占めることから、パーム油の急騰が目立ちます。また、タイ南部でも今月17日ごろから洪水被害が続いております。マレーシアの副首相によると、洪水被害により、タイとマレーシアの今月の天然ゴム生産が30%ほど減少すると述べております。タイゴム研究所によると、天然ゴムの主生産地となるタイ南部の60%にまで洪水被害が広がっており、タイのゴムプランテーションの63%にまで洪水被害が拡大していることも報告されております。今年の取引最終日に東京ゴムが暴騰することとなりましたが、年明けからの更なる上昇に警戒するところかもしれません。