春節中に決定したタイ政府による60億バーツの政府備蓄在庫の積み上げや、25日に発表された2月のHSBC中国製造業PMI(速報値)の良好な発表に支援され、春節明けの上海ゴムが年初来高値を更新し、同日の東京ゴムも上昇しました。更に、原油市場の急反騰を受けて26日の東京ゴムが上昇しました。そして、26日から開催されている3カ国協議の結果が気になるところでしょうか。

3カ国協議は毎回2日間の日程で開催され、そのほとんどが木曜日~金曜日に開催されます。そして1日目に懇親会となる食事会が開催され、2日目に天然ゴムに対する会合が行われます。また、金曜の会合で決定した内容は、週明けに国内に伝わるパターンが多いようです。そうしたことから、週明けの東京ゴムは、3カ国協議の結果に注視する必要がありそうです。

タイ政府が2月18日に60億バーツ(約220億円)の政府備蓄在庫の積み上げを発表しました。タイ政府は、昨年12月にも60億バーツの政府備蓄在庫積み上げを発表しており、その時は、シンガポールゴムRSS3号が昨年12月9日に148セントまで下落して6年ぶりの安値を記録したものの、タイ政府が政府備蓄在庫の買い付けを12月15日から開始したことを受けてシンガポールゴムが上昇基調を開始し、2月16日に187セントまで上昇した経緯があります。前回は、60億バーツの政府備蓄積み上げに対して1日当たり3000トンの買い付けを実施し、2ヶ月ほど買い付けを続けました。そして、前回の60億バーツの買い付けが終了すると、すかさずタイ政府が60億バーツの政府備蓄在庫の積み上げを発表したことからも、タイ政府の価格てこ入れに対する意気込みが感じられます。今回も前回と同様にタイ政府による買い付けが2ヶ月ほど続くことも予想され、それに伴い産地価格が堅調地合いを続けると考えるべきかもしれません。しかも、あと1ヶ月ほどで主生産地となるタイ南部が天然ゴムの減産期入りとなることから、「タイ政府の買い付け&減産期による生産減少」を受けて産地ゴム価格が更に堅調になることも予想されます。



シンガポールゴムの日足
シンガポールゴムの日足

東京ゴムの日足
東京ゴムの日足

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