昨日発行した「ウィークリー・スペシャルレポート」の一部を紹介します。

今回のレポートは25ページに及んでおり、無料メール情報会員やセミナー参加者で希望された方のみに発行しているレポートです。

参考にどうぞ。



原油市場分析の総括
 今年後半からの世界の石油需給が供給不足に転じるという国際エネルギー機関(IEA)の見通しや、そうした見通しを支持する金融大手のスタンダードチャータードなどの原油市場に対する強気見通しを考えれば、東京バージガソリン(東京ガソリンが改名)に対する中長期的な強気見通しが有効かもしれません。しかし、4月に向けて全米原油在庫が増加傾向を続けるという米エネルギー情報局(EIA)の見通しや、そうした見通しを支持する金融大手のゴールドマン・サックスなどの原油市場に対する弱気見通しを参考にすれば、東京バージガソリンの短期的な弱気見通しも有効かもしれません。東京バージガソリンが先月安値から1万円ほどの上昇となり、高値警戒感から修正安を期待する雰囲気もありました。特に2月24日にかけてNY原油が5日続落となったことや、全米原油在庫が7週連続増加となったことに加え、先週に発表されたゴールドマン・サックスやバンク・オブ・アメリカなどの原油市場に対する弱気見通しにより、原油市場に対する修正安期待が高まったように感じられます。しかし、2月25日のサウジアラビア石油相発言が「寝耳に水」と感じられた投資家も多いのではないでしょうか。そうした想定外の出来事が起これば、原油市場に対する見通しの修正も必要となりそうです。相場では、目先の値動きにばかり集中していると、大局を見失いがちになります。今年の世界の原油需給がどのように変化するかという大きな流れを見定めることが重要ではないでしょうか。昔の米相場で活躍した本間宗久氏が作り上げた相場三昧伝では、「余る余るは足らぬの始り」という格言があります。世界の原油需給が供給過剰に陥り、原油価格が昨年秋頃から大暴落しました。しかし、原油価格の暴落により、欧米の石油大手が大幅な人員削減と設備投資の縮小を発表しており、将来的な石油生産の鈍化も予想されます。実際に昨年10月後半から全米オイルリグ数が大幅減少を続けております。また、「強気相場は、悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成長し、幸福の中で消えていく」という相場格言もあり、強気相場の初期に参加するためには、悲壮感が漂うような暴落直後に参加するか、暴落後から少し上昇しても、その上昇に対して懐疑的な見方の多い時に参加する必要があるのかもしれません。ブレント原油が2月18日から24日にかけて下落基調に転じたものの、25日の急伸を受けて押し目完了かどうかが問われるところですが、「押し目の浅い銘柄は大相場」という相場格言もあり、押し目期待が高まっている時は、比較的押しが浅くなる傾向もあるようです。そして、ブレント原油が2月25日に61.7ドルまで上昇し、2月17日に記録した年初来高値にあと1.3ドルほどに迫った事から、強気相場入り後の初押し完了となる可能性もあります。世界の原油需給の大きな変化を予想し、東京バージガソリンに対する中長期的な強気な見方も一考ではないでしょうか。