東京ゴムが1円安付近、上海ゴムが0.3%安付近で推移しております。昨日のタイのRSS3号オファー価格(船積み価格)がキロあたり1.77ドルですから、これを円換算すると1.77ドル×120円15銭(現在のドル円)=約212円60銭となります。これに輸入諸経費をキロあたり5円で計算すると、輸入採算価格が217円60銭となります。現在の東京ゴム先限が輸入採算価格を10円ほど下回っていることから、東京ゴムの大幅割安換算に注目する必要がありそうです。また、明日から4月入りとなり、天然ゴムの主生産地のタイ南部が減産期入りとなることから、今後の産地現物価格が堅調さを増すと考えるべきかもしれません。

中国の住宅取引への緩和策の発表を受けて、本日の上海総合株価指数が再び年初来高値を更新しました。中国人民銀行と住宅・銀行規制当局は30日の共同声明で、2軒目の住宅を購入する場合の最低頭金比率を従来の60%から40%に引き下げることを発表しました。また、不動産保有者が住宅を売却する場合、2年以上保有してからの売却に対して取引税が非課税となり、従来の5年以上から修正されました。更に、初回住宅購入者が積立基金から融資を受ける場合の最低頭金比率が従来の30%から20%に引き下げられました。

中国住宅市場の低迷が中国の株式市場や商品市場などの圧迫要因ともなっていただけに、ここに来て中国が住宅取引への緩和策を投入したことから、今後の中国市場全体が堅調さを取り戻す可能性もあります。昨夜のNY銅は、中国の景気刺激策期待により1週間ぶりの安値から反発しており、本日の上海銅や上海亜鉛なども上昇に転じております。銅相場は、よく「ドクターカッパー」と呼ばれ、景気に敏感な銘柄とされております。そうした景気に敏感な銘柄が反応し始めたことや、現在の東京ゴムが輸入採算価格を大幅に下回っていることから、ここから東京ゴムへの強気な見方も一考かもしれません。

東京ゴムの日足
東京ゴムの日足

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