4月28日

ゴム市場

 昨日の上海ゴムの取引中心限月となる9月限の日中取引は、後場から終始ストップ高となり、5.96%高で取引を終えました。そして、昨夜の夜間取引では、3%高付近で寄付き、その後もじり高を続けて5.06%高まで上昇して取引を終えました。上海ゴム市場では、取引中心限月に売買高の9割ほどが集中します。そして、昨夜の急騰により9月限が一代の最高値を更新したことから、取引中心限月の買い玉が全て値荒いプラスという状態になりました。

 中国では、アジアインフラ投資銀行の設立に向けて、インフラ建材料となる非鉄金属や天然ゴムへの投機人気が高まりつつあるようです。それを受けて上海機貨交易所の銅や亜鉛、鉛などの非鉄金属銘柄も上昇基調を鮮明にしており、上海ゴムもインフラ建材料としての投機人気が高まりつつあるようです。