下記のコメントは、本日午前にメール情報会員に配布したメール情報会員専用記事の一部です。
参考にどうぞ

4月28日

原油市場「短期的な調整安局面に注意」

 米インターコンチネンタル取引所(ICE)が27日に発表した建玉明細によると、北海ブレント原油の先物とオプションでのファンドなど大口投資家による買いこし枚数は、21日終了週に前週比8351枚増の27万1929枚となり、5週連続で過去最高を記録しました。

 北海ブレント原油の先物とオプションでの大口投資家による買いこし枚数は、原油価格の暴落を受けて昨年10月頃から今年1月頃にかけて半分ほどにまで激減しました。その後、全米原油在庫の増加傾向からファンドの買い人気がブレント原油に向かい、急激に買いこし枚数を増加させました。それにより大口投資家によるブレント原油市場でのロングとショートの比率が6.4倍にまで高まり、2011年以降で3回目の高水準となる比率まで上昇しました。一方、NY原油市場における大口投資家による買いこし枚数も4週連続で増加し、4月21日終了週時点で32万3092枚にまで膨らんだものの、昨年6月に記録した約45万枚を大きく下回っている状態です。

 北海ブレント原油の先物とオプションでのファンドなど大口投資家による買いこし枚数が、5週連続で過去最高の買いこし枚数を記録したことに加え、NY原油とブレント原油の上昇力が半月前からかなり鈍り始めたことを受けて、原油市場での短期的な調整安局面に注意する必要がありそうです。ただ、今月発表された米エネルギー情報局(EIA)によるNY原油の価格見通しでは、WTI原油が1年後に70ドル台にまでの上昇を予想しており、今後も「中長期的な強気な見通し」が有望ではないでしょうか。ただ、短期的に見れば、ブレント原油市場でファンドの買いこし枚数が5週連続で過去最高にまで膨れ上がった投機人気の高まりに警戒する必要がありそうです。ここでは、短期的な修正安局面を見据えて「一部利益確定させて押し目待ち」という姿勢も一考ではないでしょうか。


無料メール情報会員の申し込みはココをクリックして申し込んでください。
無料メール情報会員の申し込み