週明けから円安に大きく進んだことが主要因となり、東京ゴムが急騰したと説明するには、かなり無理があります。確かに円安により東京ゴムがいくらか上昇しましたが、円安は東京ゴム上昇の主要因とはなりません。週明けよりドル円が1ドル=121円50銭付近から124円付近まで2円50銭ほど円安に進み、それによる東京ゴムの国内換算値の上昇幅は4円50銭程度の計算となります。週明けより東京ゴムが20円ほど上昇しました。しかし、円安進行とあまり関係のない上海ゴム9月限(取引中心限月)も週明けから1100元ほど上昇しました。週明けからの上昇率は、東京ゴムで約9.5%、上海ゴム9月限で約8%となり、東京ゴムの上げ幅のほうが僅かに上回るだけです。こうして週明けからの上海ゴムと東京ゴムの上げ幅を見比べれば、東京ゴムの大幅上昇の主要因が円安によるものではないことに気が付くのではないでしょうか。週明けからの東京ゴム上昇に対し、主要因が円安によるものと分析すれば、今のゴム市場の本質を見極めることが難しくなりそうです。