7月3日

ゴム市場パート2

上海総合株価指数が7%付近まで下落しており、この3日間での下げ幅が12%ほどになります。それでも上海ゴムがプラスサイドを保っていることは注目でしょう。

上海総合株価指数の年初来高値からの下げ幅が20%に達したことを受けて、中国人民銀行が先月27日、預金準備金比率と政策金利の同時引き下げを発表しました。そして、中国政府は、年金・保険基金への株式市場に対する投資割合を純資産額の最大30%にまで引き上げる草案を発表しました。更に、中国株の信用比率の引き下げや株式手数料の引き下げなども発表されました。中国政府や中国人民銀行などが色々な手法で株価急落を食い止めようとしているものの、それでも中国株の下落が止まりません。上海総合株価指数は、本日11:30時点で7%安となり、6月12日の年初来高値から30%の下落となりました。既に高値から20%以上の下落となったことで「弱気相場入り」となっているものの、あと4%ほど下落すれば、「この1年間での上げ幅に対する2分の1押し」となります。上海総合株価指数は、この1年間で3300ポイントほど上昇しましたが、既に6月12日の年初来高値(5178ポイント)から1500ポイントほど下落しております。中国株が昨年7月頃から1年間も上昇を続けましたが、この3週間の急落で既に「1年間の上げ幅の半値押し」寸前となっていることから、反発に転じる可能性も高まりそうです。