本日は、米農務省から育成進度報告の発表があります。これまでの育成進度報告は、優と良の占める割合が3週間で74%から68%まで低下して前年同期を9%下回りました。これまでの雨がちな天候により3週間連続で作柄が悪化しましたが、6月29日~7月5日の天候は比較的良好でした。過去1週間のシカゴの天候は、6月29日雨→30日所により曇り→7月1日だいたい曇り→2日所により曇り→3日だいたい曇り→4日やや曇り→5日やや曇りでした。過去1週間の天候を参考にすえば、今夜発表されるトウモロコシの作柄は、優と良の占める割合が1%程度改善している可能性もあります。

 ウエザーニュースによるシカゴの1週間予報は、6日所により曇り→7日雨→8日雨→9日雷雨→10日雷雨→11日晴れ→12日雷雨という予報です。この予報通りの天候となれば、来週13日に発表される作柄進度報告で作柄がかなり悪化する可能性もあります。

 過去1週間の天候を参考にすれば、今夜発表される作柄が改善する可能性があるものの、この先1週間の天気予報がかなり悪いことから、今夜発表される作柄進度報告でトウモロコシ市場が売られたところは、良い買い場となる可能性もあります。そして、6月30日に米農務省から発表されたトウモロコシの四半期在庫や作付面積が増加予想に反して減少したことから、今週末に発表される需給報告に向けて、東京トウモロコシの明日からの買い場探しも一考ではないでしょうか。

東京とうもろこしの日足
東京とうもろこしの日足

シカゴコーンの日足
シカゴコーンの日足

本画面に掲載されている情報の著作権は、インベステック及び各情報提供会社に帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、インベステック及び各情報提供会社は一切の責任を負いません。