7月31日

トウモロコシ市場パート2

オーストラリア気象庁は31日、太平洋でのエルニーニョ現象の発生やインド洋での海面温度上昇を踏まえて、南東部で乾燥した状態が続き、西部で降水量増加が警戒されるとの予報を発表。この発表を受けて、同国小麦生産への影響が懸念されております。エルニーニョ現象が発生すれば、オーストラリア東海岸での気温上昇と乾燥気候により、同国の広い範囲で小麦生産が打撃を受ける傾向もあります。シカゴ小麦は、6月下旬からのシカゴ穀物市場の連騰を牽引していた銘柄であり、今月上旬からの急落により先月下旬からの上昇幅の約9割を吐き出した直後です。

6月下旬頃からの上げ幅と、7月高値からの下げ幅は、

シカゴ小麦が132セント上昇(27%上昇)→114セント下落(上げ幅の86%下落)。

シカゴコーンが88セント上昇(25%上昇)→68セント下落(上げ幅の77%下落)。

シカゴ大豆が130セント上昇(13%上昇)→101セント下落(上げ幅の78%下落)。

特に注目は、シカゴ小麦が6月22日からの7営業日で27%の上昇となったことです。シカゴコーンは、6月22日から18営業日で25%上昇していることから、6月下旬からのシカゴ穀物市場の連騰をいかにシカゴ小麦がリードしていたかに注目でしょう。そしてオーストラリアの小麦生産が、エルニーニョ現象による高温&乾燥気候の影響を受ける可能性も高まったことから、再びシカゴ小麦がシカゴ穀物市場の上昇をリードする可能性もあります。

本日のオーストラリア気象庁の発表も注目されますが、インドネシア国家防災庁は今週28日、「同国が7~11月に穏やかなエルニーニョ現象に伴う気象状況に直面し、スマトラから同国東部の各州で影響が出る。エルニーニョ現象に伴う気象状況は、11月に勢いが強まる可能性がある。雨季入りは例年であれば10月だが、12月までなさそうだ。」との見通しを発表しました。ここに来てオーストラリア気象庁とインドネシア国家防災庁がほぼ同時期にエルニーニョ現象に対する警戒を指摘していることに注目でしょう。


シカゴ小麦の日足
シカゴ小麦の日足

シカゴコーンの日足
シカゴコーンの日足

シカゴ大豆の日足
シカゴ大豆の日足
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