上海ゴムは、寄り付き直後に1.9%安付近まで急落し、現在は0.1%安付近で推移。ただ、上海銅が1%高、上海亜鉛が0.8%高となり、上海非鉄金属銘柄が全面高の様相を呈してきたことを受けて、上海ゴムが上昇に転じる可能性も高まってきました。上海総合株価指数は、0.6%安付近で推移しており、小動きです。

 中国人民銀行が先週に3日連続で人民元を引き下げたことで、人民元安誘導による中国の輸出競争力の上昇を目指しているとされております。それにより中国の輸入量が減少するとの見方もあるようですが、人民元安が進む前に必要な量の非鉄金属の輸入量を確保する動きが活発化し始めたとの意見もあるようです。そうした中国の輸入業者による活発な手当てが非鉄金属価格を押し上げ始めたとの見方もあるだけに、この上海非鉄金属銘柄の上昇に上海ゴムも追随すると考えるべきではないでしょうか。そうして考えると、ここは東京ゴムの買い場となるのかもしれません。



東京ゴムの日足
東京ゴムの日足
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