9月17日のFOMCでは、世界経済をめぐる懸念や金融市場の動揺、米国で低迷するインフレを理由に、金利据え置きとしました。9月のFOMC前までは、12月の利上げ確率が58%まで上昇していたものの、原油価格の暴落や中国発世界同時株安により9月のFOMCを終えて12月の利上げ確率が45%まで低下しました。中国発世界同時株安の直後となった9月のFOMCは、米国経済の展望もやや暗雲立ち込める内容となりました。しかし、NYダウがこの2ヶ月間で1100ドルほど上昇してチャイナショック前の水準まで上昇していることや、上海総合株価指数がこの2ヶ月間で安値から20%ほど上昇していること、そして、米国企業の7~9月期決算発表が事前予想よりかなり良好な内容も多いことなどから、今夜のFOMCでは、米国経済見通しに対して先月発表より明るい内容となりそうです。それにより、今夜のFOMC声明を受けて米国の利上げ観測が高まることも考えられます。金融大手のゴールドマン・サックスが21日に発表したレポートでは、「米国当局がおそらく2015年12月に利上げに踏み切り、2016年に計1%の追加利上げを行う。」との見通しを発表しております。

今夜のFOMC声明を受けて米国の利上げ懸念が再び高まれば、「ドル買い&円売り」の流れが進むことも考えられます。特にCFTCから先週末に発表されたIMM日本円におけるファンドなど大口投資家のポジションが「3639枚の売り越し」となり、今年最低の売り越し枚数を記録した直後なだけに、再びファンドの円売りポジションが増加に転じる可能性もあります。そして、CFTCから先週末に発表されたドルインデックスにおけるファンドなど大口投資家のポジションが「2万8203枚の買い越し」となり、今年最低の買い越し枚数を記録した直後なだけに、再びファンドのドル買いポジションが増加に転じる可能性もあります。

ドル円の日足
ドルインデックス
IMM日本円のファンドポジション
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