メール情報会員の皆様に昨日お送りしたコメントの一部を紹介します。

10月28日

後場市況1

 NYダウの電子取引やドル円は、今朝から小動きです。今朝からのマーケットは、全体的に小動きで推移しており、FOMC声明やイエレンFRB議長会見待ちの雰囲気です。

中国の中央委員会全体会議が27日から29日までの日程で開催されております。また、29日発表の7~9月米GDP速報値や30日発表の米個人所得・支出(9月)なども注目されます。そして、来週6日に米雇用統計の発表が控えております。

NYタイムズは今週開催されている中央委員会全体会議について、「中国共産党は、新しい5カ年計画の重点は引き続き成長モデルを転換させ、輸出やインフラ・工業分野への投資に対する依存度を引き下げ、より持続可能な消費主導型の成長モデルに転換することにある。新5カ年計画では環境保護の支出が増え、社会福祉の予算が増えるとともに、金融分野のさらなる自由化が推進される。」との見通しを示しております。8月に中国発世界同時株安が発生し、上海総合株価指数が6月からの3ヶ月で高値から半値付近まで下落しました。それによりシカゴVIX指数(恐怖指数)がリーマンショック後の最高値を記録するなど、世界の株式市場や新興国通貨、商品先物市場などチャイナショックの影響がマーケット全体に広がりました。中国株急落を受けて急遽開催が決定した今回の中央委員会全体会議で話し合われる「第13次5ヵ年計画」では、今の中国経済に対して、「新たな方向性」を示す可能性も高そうです。中国株式市場では、「第13次5ヵ年計画」の恩恵を受けると思われる銘柄への投資が加速し、実態経済でも、「第13次5ヵ年計画」の恩恵を受けると思われるセクターへの投資が加速することも予想されます。

上海総合株価指数は、8月26日に年初来安値となる2850ポイントを記録しました。その後、今月初め頃から上昇基調を強めてきたものの、この8営業日ほどは3400ポイント付近で小動きを続けております。テクニカル分析では、安値から20%以上の上昇を「強気相場入り」とされております。8月26日の年初来安値から20%上昇した水準は3420ポイントであり、その水準付近で8営業日も上海総合株価指数が小動きを続けているということは、「強気相場入りの分岐点とされる水準まで上昇して、8営業日連続で高止まり。」という状況のようです。「第13次5ヵ年計画」で中国経済の新たな方向性が示され、中国株が強気相場入りとなり、それによりマーケット全体がリスクオンの流れに変化するという見方も一考ではないでしょうか。