昨夜のNY原油は、全米原油在庫の減少や気温低下予報が好感されて上昇。NY原油は、21日に33.98ドルまで下落し、リーマン・ショック時の安値(32.40ドル)まであと1.58ドルに迫ったものの、翌22日から2連騰となり、昨夜は一時37.95ドルまで上昇。現在の電子取引は37.8ドル付近で推移。

 昨夜発表されたEIA週間石油在庫統計では、原油在庫が市場予想平均の110万バレル増に反して360万バレル減となりました。クッシング原油在庫は150万バレル増です。ガソリン在庫は140万バレル増に対して111万バレル増、ディスティレート在庫は200万バレル増に対し66万バレル減、製油所稼働率は0.3%上昇に対して0.6%低下の91.3%でした。全米原油生産は、0.3万バレル増の日量917.9万バレルでした。

 ディスティレート在庫は、暖冬の影響で5週連続増加となっていたものの、ようやく6週間ぶりに減少に転じたことは注目でしょう。米国の気温低下が予想されることから、ようやくディスティレート需要が伸び始めたのかもしれません。製油所稼働率が3週連続で低下し、全米原油生産が2週連続で増加したものの、それでも全米原油在庫が減少に転じたことは注目でしょう。

 北海道の函館と同じ緯度となるシカゴの最高気温は、ウエザーニュースによる予報では本日が15℃まで上昇するが、来週30日に-2℃まで低下する見通しです。ニューヨークの最高気温は、本日が22℃まで上昇するが、来週28日に9℃まで低下する見通しです。本日のニューヨークでは、Tシャツでもよさそうな気温ですが、来週28日にはコートが必要となりそうです。これまで近年稀に見る暖冬が続いていたものの、来週から一転して「冬本番」へと変化することから、この先1週間の体感温度の変化が原油市場の押し上げ要因となりそうです。

全米原油生産と製油所稼働率
原油在庫
石油製品在庫
NY原油の日足
NY原油の日足

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