上海ゴムは、2015年10~11月と2016年1月に1万元の大台を少し割り込み、2008年12月以来の安値まで下落しました。そして、シンガポールゴムRSS3号も2016年1月に100セント付近まで下落し、2008年12月以来の安値まで下落しました。これにより、上海ゴムとシンガポールゴムRSS3号が共に今回の安値とリーマンショック時の安値で長期的なダブルボトムを形成する可能性が高まっております。

 東京ゴムは、2016年1~2月に144.5円まで下落しましたが、2009年12月の安値(99.8円)までの下落とはなりませんでした。その原因は、ドル円が大きく変化したことです。ドル円は、2008年12月に1ドル=90円付近まで円高が進みました。それに対して現在は、1ドル=112円付近で推移しております。年初からのドル円が2009年12月当時と同じ1ドル=90円付近で推移しておれば、東京ゴムの2016年1~2月の安値と2009年12月の安値がほぼ同水準となる計算です。

 東京ゴムは、月足ベースではダブルボトムを形成しませんでしたが、日足ベースでダブルボトムを形成しました。東京ゴムの2016年1月12日と2016年2月12日の安値が共に144.5円であり、現在が180円付近まで上昇しておりますので、かなり綺麗なダブルボトムを形成しております。


上海ゴムの月足

シンガポールゴムRSS3号の月足

東京ゴムの月足

ドル円の月足

東京ゴムの日足

 本画面に掲載されている情報の著作権は、インベステック及び各情報提供会社に帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、インベステック及び各情報提供会社は一切の責任を負いません。