昨夜のNY原油は、イランの増産凍結協議への参加観測を受けて上昇。8月23日にロイター通信が、「イランの出席の意向が確認された。」と報じ、同日のNY原油が上昇しました。しかし、8月24日にイラン石油相が、「まだ出席の是非を決定していない。」と述べると、同日のNY原油が下落しました。そして、8月25日にイラン石油省の運営するシャナ通信が、「イラン石油相が増産凍結協議に出席することを確認した。」と報じると、同日のNY原油が上昇に転じました。二転三転するイランの動向に原油価格が振り回されているようです。

 サウジアラビアの石油鉱物資源相は8月25日、「石油相場は正しい方向に向かっている。需給関係で相場が動くことを認める以上、大規模な市場への介入は必要ないと思う。」と述べました。この発言からは、増産凍結に対する否定的な見方も感じられます。サウジアラビアの原油生産は、6月が日量1055万バレル、7月が日量1067万バレルまで増加して2か月連続で過去最高を更新し、8月は日量1080~1090万バレルまでの増加が見込まれております。増産を続けるサウジアラビアにとって増産凍結に否定的な意見もあるのかもしれません。また、イラクのアバディ首相は8月23日、増産凍結協議に対して、「我が国は前向きではない。なぜなら本来の原油生産量をまだ下回っているからだ。」と述べ、増産凍結に対する反対の意思を表明しております。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。
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