原油価格の急騰を受けて本日の東京白金が急伸しました。原油価格の上昇は、資源価格全体の上昇を招き、資源国通貨である南アランドの上昇を招きます。OPECが減産の暫定合意を発表したことで、昨夜のNY原油が急騰しました。まだ正式な減産合意ではないだけに、11月下旬のOPEC定例総会に向けて原油価格が「減産の正式合意」を警戒して堅調地合いを続ける可能性も高まっております。

 米国のオバマ大統領と中国の李首相は19日、国連総会の合間に会合を開き、中国の過剰生産能力問題の解決に向けた対策を話し合いました。その会合で中国が過剰生産能力問題の解消に協力する姿勢を示したことにより、資源価格全体が上昇基調を強めております。それに今回の「OPECによる減産の暫定合意」が加わり、資源価格の上昇が一層強まることも考えられます。白金需要の約56%が工業需要となることから、白金価格が資源価格全体の値動きの影響を受けやすいようです。

 白金生産世界2位となるインパラ社の白金製錬所で準大手労働組合のNUMが27日からストライキに突入しました。インパラ社のNUMメンバー約900人中500人ほどが27日よりストライキに参加しており、インパラ社全体の約15%がストライキに参加した計算となります。NUMは、アングロ・プラチナ社との労使交渉も難航しております。そして、最大手労働組合のAMCUと南ア白金鉱山大手3社(アングロ・プラチナ社、インパラ社、ロンミン社)との労使交渉も平行線を続けていることから、ストライキの拡大に注意が必要となりそうです。