上海ゴムは、2%安で前場の取引を終えました。上海ゴム市場が明日から国慶節により9連休となることから、連休前の利益確定の動きが進んだ模様。

本日発表された9月の財新製造業PMIは、市場予想通りの50.1ポイントとなり、前月発表値から0.1ポイントの上昇となりました。9月の財新製造業PMIが景気分岐点とされる50ポイントを上回ったことは注目でしょう。

 財新製造業PMIは、2015年3月から16カ月連続で景気分岐点とされる50ポイントを割り込み、2015年9月に47.2ポイントまで低下しました。それにより中国経済成長の鈍化懸念が高まり、資源銘柄全体が下落基調を強めました。その後、2015年11月に48.6ポイントまで上昇したものの、2016年2月に48ポイントまで低下し、再び中国経済成長の鈍化が騒がれました。しかし、2016年7月から50ポイントを上回り、中国経済成長が力強さを取り戻してきたようにも感じられます。

 中国は天然ゴムや非鉄金属などの4割近くを消費することから、中国経済の動向に天然ゴムや非鉄金属の多くが反応することになります。中国国家統計局が9月27日に発表した8月の工業部門企業利益は、前年同月比19.5%増の5348億元(約802億ドル)となり、1~7月の前年同期比6.9%増から大幅増加となりました。8月の工業部門企業利益が近年稀に見るほどの大幅増加となり、9月の財新製造業PMIが景気分岐点とされる50ポイントを上回っていることを受けて、天然ゴムや非鉄金属の多くが上昇力を増すことも考えられます。
中国PMI