上海ゴムの後場は、14:00から14:40ごろにかけて4.2%安付近まで戻しましたが、ラスト20分間で失速し、5.1%安で後場の取引を終えました。上海亜鉛は6.4%安、上海鉄筋は3%安、上海鉛は5%安、上海熱延鋼板は3.1%安、大連コークスは5.9%安、大連粘結炭は6.4%安で後場の取引を終え、中国の資源銘柄全体が大幅下落となりました。上海総合株価指数は、後場のラスト30分間でプラス転換し、0.4%高で後場の取引を終えました。上海総合株価指数が後場のラスト30分間でプラス転換したものの、それでも中国の資源銘柄の多くが、後場のラスト20分間で下げ足を速めたことにより、中国の資源銘柄の地合いの悪さが感じられます。

 最近の高値からの下落率は、上海ゴムで約14%、上海アルミで約17%、上海亜鉛で約21%、上海銅で約12%、上海鉛で約24%となり、上海亜鉛と上海鉛が弱気相場入りとなりました。11月末ごろから大連コークスや大連粘結炭などの石炭関連銘柄が弱気相場入りとなり、ここにきて複数の上海非鉄金属銘柄も弱気相場入りとなってきました、そして、最後まで高値追いしていた上海ゴムや上海鉄筋、大連鉄鉱石なども、弱気相場入りまであと4~6%ほどにまで迫ってきました。こうした中国の資源銘柄全体の大きな流れに注目するところではないでしょうか。