昨夜のNY原油は、序盤で55.24ドルまで上昇して昨年の最高値を上回りましたが、後半で失速し、52.33ドルで取引を終えました。NY原油は、12月16日頃からじり高基調を続けたものの、久々の大幅下落となり、テクニカルが悪化しました。

12月の米国ISM製造業指数は、53.8ポイント予想に対して54.7ポイントとなり、2年ぶりの高水準を記録しました。また、財新&マークイットから発表された12月の中国製造業PMIは、50.7ポイント予想に対して51.9ポイントとなり、前月を1ポイント上回りました。昨夜のNY原油は、米国株高や米中の良好な経済指標を背景に序盤で年初来高値を更新したものの、後半では、高値警戒やリビアの増産に圧迫されて大きく下落しました。リビア国営石油会社は1日、12月末の産油量が前月比8万5000バレル増の68万5000バレルにまで増加したことを発表しております。

現在のNY原油は、12月30日15:15比1.2ドル安付近で推移しております。ドル円は、12月30日比で1円の円安です。東京原油は、620円安付近で推移しております。