本日の東京ゴムは、今朝から3番限(4月限)と4番限(5月限)にまとまった買い指値が共に前日比20円高の水準で提示され、その影響を受けて全面高となりました。特に薄商いの3番限(4月限)への買い指値は最後まで消化できずに、日中取引の大引けで「353.2円で256枚買い」の指値が残ったままになりました。4番限(5月限)に対しては、「353.7円で186枚買い」の指値が残りました。本日の東京ゴムは、3~4番限へのまとまった手じまいの買い戻しの指値が消化できずに急騰することになりました。

 3番限という薄商いの限月にまとまった買い指値が入ったことで、なかなか消化できませんでした。しかし、3番限の取組高が3750枚もあることから、3番限への256枚程度のまとまった買い指値程度であれば、成立されるときは一瞬かもしれません。

3番限(4月限)は、夜間取引を19.9円高で寄り付き、寄り付き直後に230枚の出来高を記録しました。それにより、今朝から消化できなかった3番限へのまとまった買い指値が消化されることになりました。4番限(5月限)へのまとまった買い指値も消化されたようです。それを受けて先限が10円高付近まで上昇しております。これで東京ゴムは、手仕舞い一巡となる可能性も出てきました。これで東京ゴムは、27日に18.7円高、30日の日中取引で20.1円高、30日の夜間取引で10円高となり、上海ゴムの連休中に48.8円幅も上昇したことになります。ここは、東京ゴムに対する売り参入も一考ではないでしょうか。