NYダウの電子取引は、今朝から20ドルほど上昇しました。ドル円は、今朝から小動きです。株式市場や為替市場、商品先物市場などマーケット全体の注目が、「28日のトランプ大統領の議会演説」に向けられているように感じられます。

トランプ大統領の議会演説は、現地時間28日午後9時(日本時間で3月1日午前11時)過ぎからとなることから、3月1日の日本市場は、昼ごろから大荒れの展開となる可能性もあります。

 大統領演説では、壁建設による国境警備の強化や税制改革、医療保険制度改革法(オバマケア)見直し、インフラ投資拡大などについて、議会の協力を要請する見通しとなっております。閣僚級人事がまだ14人しか議会の承認を得られていないことから、どこまで議会の協力を取り付けられるかも注目でしょう。就任したばかりのトランプ大統領が現状を報告するにはまだ早すぎるために、「政策の目標に関する演説」が行われる予定です。