米国が利上げを実施した翌日の安値が「NY金の買い場」となるアノマリーもあるようです。2015年のパターンでは、NY金は、10月から12月にかけて140ドルほど下落しました。そして、12月16日に利上げが発表され、その翌日がNY金の買い場となり、その後の2か月間でNY金が210ドルほど上昇しました。

 2016年のパターンでは、NY金は、10月から12月にかけて160ドルほど下落しました。そして、12月14日に利上げが発表され、その翌日がNY金の買い場となり、その後の1か月間でNY金が80ドルほど上昇しました。

 2016年と2017年に米国が利上げを発表した翌日のNY金は、共に下落しております。2015年12月16日に利上げが発表された時は、翌日のNY金が28ドルほど下落しました。2016年12月14日に利上げが発表された時は、翌日のNY金が34ドルほど下落しました。

 2015年や2016年のパターンを参考にすれば、NY金の「利上げ翌日のアノマリー」に注目かもしれません。明日15日のFOMCで利上げが発表されれば、翌16日のNY金や東京金の安値を拾うことも一考ではないでしょうか。


NY金の日足2

NY金の日足1

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