昨夜のNY原油は、良好な米景気指標が好感されて50ドル台乗せとなりました。昨夜のNYダウは69ドル高となりました。ドル円は、昨日15:15比で80銭の円安です。米商務省が昨夜発表した第4四半期GDP確定値は、前期比年率2%増予想に対して2.1%増となり、改定値の1.9%増から上方修正されました。また、クウェート石油相は、OPEC加盟国が減産措置延長について協議していることを明らかにした。そして、米大使館のエルサレム移転問題を警戒して29日にアラブ連盟の首脳会談が開催されたことも強材料視されたようです。

 NY原油が3連騰となり、テクニカルがかなり変化してきたようです。前日に発表された米製油所稼働率が大きく上昇したことも好感されたようです。米製油所稼働率が2週間で4.2%も大きく上昇しており、米国エネルギー需要が不需要期を脱出し始めたようです。また、春のドライブシーズンが迫ってきたことも強材料視されたようです。

 一方、国際エネルギー機関のピロル事務局長は、「市場には膨大な原油在庫があるため、価格の大幅上昇を期待するのは現実的ではない。産油国の協調減産によって価格が上昇すれば、市場への供給は増える。米国に留まらず、ブラジル産やカナダ産の原油も市場に流入するだろう。」と述べております。OPECが協調減産を延長したとしても、米国やリビア、ナイジェリアの増産はしばらく止まりそうもないので、需給ひっ迫に陥る可能性は低そうです。しかし、米大使館のエルサレム移転問題で中東の地政学的リスクが高まれば、原油が上値追いする可能性はあります。警戒するとすれば、。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。
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NY原油の日足
NY原油の日足

 

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