NYダウの電子取引は、14時ごろから上昇に転じ、40ドル高付近まで上昇しました。それを受けてドル円も、今朝から25銭ほど円安に進みました。日経平均株価は73円高で取引を終えました。今朝からのマーケットは、「ややリスクオンの流れ」といったところでしょうか。

バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(BAML)の週間調査によると、3月29日までの1週間で米国市場から欧州株に15億ドルが流出し、1週間の流出量としては過去1年間で最高となったことを報告しております。BAMLによれば、「フランス大統領選で極右政党のルペン党首が勝利するとの見方が後退し、欧州の好感度が高まっていることに加え、オバマケアの代替え案が行き詰まり、トランプ大統領のイメージが悪化したことが原因。」と指摘しております。そしてBAMLは、インフラや素材株などから資金が流出したと指摘しております。

トランプ政権によるオバマケア代替え案や税制改革が遅れると、インフラ投資策も遅れることになります。そして、オバマケア代替え案や税制改革の規模が当初予想より縮小すると、当初1兆ドル規模とされていたインフラ投資に対する規模も縮小することになりそうです。ゴールドマン・サックスの調査レポートでは、「トランプ政権の税制改革による企業業績への押し上げ効果が当初見込みより小さく、後ずれすると投資家が気付くことで株価が反落する。」との見通しを示しております。

 

トランプ大統領の4月1日~2日のツイッターへの書き込みは、下記のとおりです。

・眠そうな目をしたチャック・トッド(NBCニュースの司会者)とNBCニュースは、いつになったらオバマ前大統領の監視スキャンダルを報じはじめ、偽のトランプ・ロシア関係報道をやめるんだ?

・「トランプの大統領選勝利はない」と報じた同じ偽ニュースメディアが、今はインチキなロシア話を報じている。まったくの詐欺だ!

・落ち目のNYタイムズがついにやった。「どの保険会社もプランを提供しなければ、オバマケアの顧客は保険プランを購入するための補助を受けられない」。言い換えれば、オバマケアは死んだということだ。共和党にも民主党にも良いことだ。

・オバマケア代替え案が死んだと思っている連中(特に偽ニュースメディア)は、共和党の愛と強さを知らない!

・オバマケアの代替え案の協議は続いており、願わくば合意されるまで続くだろう。

・本当の話は監視と情報漏洩であることがわかった!情報漏洩者を探せ。

 

上記の書き込みからは、米大統領としての品格に欠けると感じる方も多いのではないでしょうか。「たかがツイッターへの書き込み」といえど、米大統領としてのメッセージですから、「公文書扱い」されて米政府にすべての書き込みは保管されるようになっているそうです。それにしてもたった2日間だけでこれだけの書き込みをしているのですから、これまでの書き込みは相当な量となります。これまでの書き込みに対し、現在の「米大統領に対するハネムーン期間中」であれば、紳士協定によりメディアのトランプ大統領に対するバッシングも限定的となります。しかし、今月末でハネムーン期間が終了すると、メディアのトランプ大統領に対するバッシングが相当なものになることも予想されます。今月中旬ごろからは、トランプ大統領に対するハネムーン期間の期限切れを前にした利益確定の動きがマーケット全体で広がることも考えられます。そうしたことを見越して、株式市場や商品先物市場などこれまでのトランプ・ラリーで上昇を続けてきた銘柄に対しては、今月上旬ごろに売り場を探すことも一考かもしれません。