昨日の上海ゴムの夜間取引は、0.1%高で取引を終えました。昨日の中国の夜間取引では、非鉄金属銘柄は小動きでしたが、鉄鋼関連銘柄が全体的に2%高付近まで上昇しました。特に中国の商品先物市場で最大級の売買高を誇る上海鉄筋は、8営業日連続で陽線となり、この6営業日で安値から10%も上昇しております。それにより、鉄鋼関連銘柄が上昇トレンドに突入したようです。中国の資源銘柄の中心的銘柄である鉄鋼関連銘柄が上昇トレンド入りとなれば、上海ゴムも追随して上昇トレンドに突入する可能性があります。昨年の中国の資源銘柄全体の上昇相場をリードし続けてきた鉄鋼関連銘柄の上昇トレンド入りは注目でしょう。

東京ゴムと上海ゴムは、今週になって3か月前から続く右肩下がりの上値抵抗線に触れてから上昇力がなくなってきただけに、この上値抵抗線を突破できるかどうかが気になります。上海ゴムでは、取引中心限月の9月限が1万4800元付近を上回れば、上値抵抗線を超えます。東京ゴムでは、先限で220円付近を上回れば、上値抵抗線を超えます。東京ゴムと上海ゴムが共に3か月前から続く上値抵抗線付近で推移していることから、テクニカル的に緊張する局面にきているようです。


上海ゴムの日足
東京ゴムの日足

 

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