昨夜のNYダウは、5ドル高の2万1012ドルで取引を終え、3月1日に記録した最高値まであと157ドル幅に迫りました。そして、S&P500種株価指数は、昨夜の取引で最高値を更新しました。また、シカゴVIX指数(恐怖指数)が9.69ポイントまで低下し、24年ぶりの低水準を記録しました。フランス大統領選でのマクロン氏の勝利や、最近の良好な米国企業決算を受けて米国株を中心としたリスクオンの流れが強まっているようです。そうしたリスクオンの流れを受けて円安の流れが強まり、ドル円が1ドル=113.3円付近まで円安が進みました。日経平均株価は、寄り付き直後に21円高の1万9917円まで上昇し、2万円の大台まであと83円幅に迫りました。

恐怖指数とは、S&P500を対象とするオプション取引のボラティリティを元に算出される指数であり、数値が高いほど投資家が相場の先行きに不透明感を持っているとされております。恐怖指数は、1993年12月に4営業日連続で10ポイントを割り込み、9.31ポイントまで低下したことがあります。それ以来となる低水準な恐怖指数が昨夜のNY市場で記録されました。1993年でも恐怖指数が10ポイントを割り込んだのは4営業日だけでした。恐怖指数が10ポイントを割り込むこと自体が極めて稀であることから、米国株を中心としたリスクオンの流れがピークに達していることも考えられます。それにより、米国株や日本株、ドル円などに対する高値警戒も必要かもしれません。
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