昨日時点での東京ゴムの投資家ポジションは、前日比311枚増の3615枚となり、年初来最高を記録しました。一方、ファンドなど外国商品先物取引業者経由の売り越し枚は、前日比259枚増の3636枚となり、年初来最高を記録しました。そして、本日の東京ゴムの大幅下落を受けて、ファンドなど外国商品先物取引業者経由の売り越し枚が更に大幅増加したことも予想されます。

 昨夜のNYダウが372ドル安となり、ドル円も大幅下落となりました。そして、日経平均株価は、360円安付近まで下落しております。しかし、上海総合株価指数は、0.8%安で寄り付き、0.2%安付近まで上昇してきました。昨夜のNYダウの大幅下落に反して上海総合株価指数がプラス転換寸前にまで浮上してきたことは注目でしょう

 NYダウの大幅下落によりリスクオフの流れが強まり、上海ゴムが3%安付近まで大きく下落しました。しかし、上海総合株価指数がプラス転換寸前にまで上昇してきたことにより、上海ゴムも大きく戻す可能性が出てきました。ここは、東京ゴムに対して「押し目買い」も一考かもしれません。