東京ゴムは、9:10時点で当限(6月限)が10.9円安、7月限が7.2円安、11月限が1.4円安となり、期近限月の下落が目立ちます。5月限が一時320円台まで高騰しましたが、それでも5月25日の5月限納会が「平穏納会」となったことにより、6月限への失望売りが続いているようです。

 東京ゴムの当限と先限の価格差は、先週の5月限納会前に一時100円幅付近まで拡大しましたが、現在は41円幅付近まで縮小しております。まさに、商品相場特有の相場格言でいうところの「さやの変化は、相場の変化」といったところでしょうか。

 東京ゴム6月限の15分足を見ると、先週25日の納会後から安定した下落基調を続けていることがわかります。一方、東京ゴム6月限の日足を見ると、現在252円付近で推移している6月限が月初の水準である230円台付近まで下落する可能性もありそうです。当限(6月限)の下落が一巡するとさや修正一巡となりそうですが、気になるところは、「中国の5月の主要経済指標」といったところでしょうか。中国の5月の先行指数の多くがかなり悪化していることや、ムーディーズによる28年ぶりとなる中国の信用格付けの引き下げを考えると、中国の資源銘柄全体の一段安に警戒する必要があるのかもしれません。

 東京ゴム6月限の15品足
東京ゴム6月限の日足

 

 

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