東京ゴムにおける投資家の買い越し枚数が5月26日時点で年初来最高となる4269枚を記録しました。そして、29日時点で4300枚、30日時点で4508枚まで増加し、3営業日連続で年初来最高の買い越し枚数を更新しました。しかし、その3営業日で買い越し枚数が計1134枚も急増しておりますそれに対して、先2本の限月(10月限と11月限)が一代の安値を更新したことにより、年初来最高にまで膨らんだ投資家の買い越しポジションのほとんどが値洗いマイナスとなった計算です。しかも、先限が先週24日の高値から37円幅ほど下落しており、買い方の値洗いが短期間で急速に悪化しております。こうなれば、年初来最高にまで膨らんだ投資家の買い越しポジションの本格的な手じまい売りが始まる可能性も高まってきました。投資家の買い越しポジションの本格的な手じまい売りが始まれば、上海ゴムの水準を割り込むことも十分考えられます。

本日の上海ゴム取引中心限月(9月限)の終り値から高率関税を差し引いてキロ当たりの円換算にすると、(1万2510元-900元)÷1000kg×16.235円=約188円換算となります。上海ゴムが更なる下落となれば、東京ゴムの170円台の可能性も高まります。
東京ゴム
上海ゴム

 

 

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