FBI長官を解任されたジェームズ・コミー氏は8日の議会証言で、ロシアによる大統領選介入疑惑に対する連邦当局の捜査を大統領が妨害しようとしたと考えるかどうかについては発言しないということが、関係者からの意見として伝わっております。それにより、明日のコニー氏証言に対する警戒感が低下し、それまでの「リスクヘッジの円買い」の流れが反転し始めたようです。ドル円は、今朝3時頃に1ドル=109.2円付近まで円高が進みましたが、現在は1ドル=109.6円付近で推移しております。

NY原油の電子取引は、今朝から小動きです。NY金の電子取引は、今朝から4ドルほど下落しております。明日のコミー氏証言でロシアゲートに関する発言が無ければ、NY金が下落基調に転じる可能性があります。

上海総合株価指数は、1.1%高付近まで大きく上昇し、先月高値まであと0.5%高に迫りました。本日の中国の資源銘柄は、全体的に小幅高となっております。

本日は、東京ゴムの大幅下落が目立ちましたが、安値からかなり戻してきました。東京ゴム先限は、一時178.8円まで下落しましたが、現在は1.4円安の184.4円付近まで戻しております。