東京ゴムは、4.4円安の201円で日中取引を終えました。それに対して上海ゴムは、0.07%安の1万3335元で日中取引を終えました。現在の上海ゴムから高率関税を差し引いてキロ当たりの円換算にすると、(1万3335元-900元)÷1000kg×16.540円=約205.7円換算となり、それに対して東京ゴムは、4.7円幅ほど割安換算となっております。

 中国の資源銘柄は、上海亜鉛が0.8%高、上海銅が0.5%高、上海鉄筋が1.6%高、上海鉛が0.3%高、上海熱延鋼板が0.1%安、大連鉄鉱石が0.5%高、大連コークスが0.8%高、大連粘結炭が0.8%高で日中取引を終え、14:30ごろからプラス転換となる銘柄が続出しました。

中国国家統計局から本日発表された6月の製造業PMIが市場予想を大きく上回りました。中国の製造業PMIは、景気分岐点とされる水準である50ポイントを2016年8月から上回り続けております。しかも、51ポイントを2016年10月から上回り続けております。

東京ゴムは、6月21日の安値(183円)から6月29日の夜間取引の高値(206.9円)まで23.9円幅の上昇となりました。6月21日からの上昇に対する「3分の1押し」の水準が198.9円となります。「初押しは買い」とい相場格言もあり、「初押し」のタイミングを見定めることも一考かもしれません。

 しかし、「押し目の浅いは大相場」という相場格言もあり、初押しが「3分の1以下」となれば、大きな上昇トレンドに成長する可能性もあります。また、「若い相場は、目をつむって買え」という相場格言もあり、上昇トレンド初期の相場に対しては、あまり「押しの深さ」にこだわらないほうがいいのかもしれません。そして、「押し目待ちに押し目無し」という相場格言もあるように、主生産国による来週末からの生産国会合を前にして、十分な押し目は難しそうです。


東京ゴムの60分足
中国製造業PMI

 

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