上海ゴムの昨日の夜間取引では、1月限の上げ幅が9月限の上げ幅の2倍ほどとなりました。そして本日は、11時時点で9月限が0.9%安、1月限が0.2%高です。このような値動きを繰り返したことにより、9月限と1月限の価格差が2400元ほどにまで拡大することになりました。

上海ゴム9月限が高値取組となったことで、値洗い的に売り方有利の展開が4カ月ほど続きました。しかし、安値取組となる1月限が新取引中心限月となれば、東京ゴムの流れが変わることも考えられます。東京ゴム市場は、これまで上海ゴム9月限の値動きに影響されてきましたが、上海ゴム9月限は来月になればほとんど売買されなくなり、注目されなくなります。その反面、明日あたりにも1月限の売買高が9月限を上回って取引中心限月が移動することにより、市場の注目は、上海ゴム9月限から上海ゴム1月限へと移動することになりそうです。