東京ゴムが6月初めから1か月半ほど180~200円付近での小動きを続けたことにより、190円台から投資家の値ごろ売りが急増しております。東京ゴムにおける投資家ポジションを見ても、7月10日時点での買い越し枚数が6332枚ですが、現在はその半分ほどしかありません。特にこの1週間で買い越し枚数が大幅減少となりました。

ファンドの多くがトレンドに沿った売買をする反面、投資家の多くは値ごろ感で売買をする傾向もあります。ボックス圏相場の時は、値ごろ売りとか値ごろ買いといった逆張り手法が成功する可能性も高くなります。しかし、中国の資源銘柄の多くが6月下旬より上昇トレンドを続けていることから、上海ゴムや東京ゴムに対しては、値ごろ感よりトレンドに沿った手法がよさそうです。

すでに東京ゴムは、6月7日の安値(178.8円)から本日の高値(218.7円)まで22.3%の上昇となっており、強気相場入りとなっております。テクニカル分析では、安値から20%以上の上昇を「強気相場入り」としております。東京ゴムが強気相場に突入したことを受けて、東京ゴムの週足と日足を見て素直にテクニカルで判断することも一考かもしれません。




東京ゴムの週足
東京ゴムの週足

東京ゴムの日足
東京ゴムの日足

 

※チャートの情報提供元は(株)エムサーフです。チャートの著作権は、(株)エムサーフに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、株式会社エムサーフは一切の責任を負いません。