7月31日

トウモロコシ市場パート2

 本日の東京トウモロコシは、2万1410円まで下落して日中取引を終え、4月26日以来の安値を記録しました。

米農務省が6月30日に発表しました米国産トウモロコシの作付面積は、9089万エーカーでした。そして、米農務省が7月13日に発表した需給報告では、今年の米国産トウモロコシの生産高見通しは142億5500万ブッシェルでした。それにより1エーカー当たりの単収は、156.84ブッシェルとなり、1ブッシェル当たりの平均コストは、683.88ドル÷156.84ブッシェル=約4.36ドルとなる計算です。

2016年のシカゴコーンは、約390セントの生産コストに対して同年8月に301セントまで下落し、生産コストを89セントほど下回る場面もありました。2015年のシカゴコーンは、約410セントの生産コストに対して同年8月に346セントまで下落し、生産コストを64セントほど下回る場面もありました。

2017年8月の安値が生産コストとされる水準を60~90セントほど下回ることになれば、シカゴコーンが340~370セント付近まで下落する計算となります。現在のシカゴコーンの電子取引が369セントまで下落しており、生産コストとされる水準を62セントほど下回っていることから、そろそろ下値警戒を強める必要もありそうです。しかし、昨年8月に生産コストを89セントほど下回る安値もあっただけに、あと30セント程度下落する可能性もあります。それにより、シカゴコーンが340~350セント付近まで下落すれば、「押し目買い」も一考かもしれません。

7月31日

東京トウモロコシ市場パート3

 今年の米国産トウモロコシは、平年作程度の作柄が予想されていることから、よほどの天候悪化がない限りは、天候相場中に430セント付近の生産コストを上回ることは難しそうです。しかし、シカゴコーンが現水準で推移すれば、収穫期が始まっても生産農家が現物を売り渋る可能性が高くなります。いくら平年作となっても農家が売り渋りを続ければ、現物市場が「有りがすれ状態」となり、需給がひっ迫することになります。過去10年間で豊作が5回ありますが、そのいずれも9月頃から年末ごろに向けてじり高基調を続けて生産コスト近くまで上昇しました。こうした豊作や平年作の時に出現する秋高の相場を「現物呼び出し相場」と呼ばれております。

 現在のシカゴコーンが368セント付近、東京ゴムが2万15000円付近で推移しております。仮にシカゴコーンが430セントまで上昇すれば、東京トウモロコシは、2万1500円÷368セント×430セント=約2万5120円付近まで3620円幅ほど上昇する計算となります。東京ゴムが3620円幅動けば、1枚3万円の証拠金に対して、3620円×50倍=18万1000円の値洗いが動く計算となります。8月中は、秋の現物呼び出し相場をにらんで「東京トウモロコシの買い場探し」も一考かもしれません。