昨夜のシカゴ穀物市場は、降雨予報や気温低下予報に圧迫されて全面安となり、トウモロコシや大豆、小麦が2~3%程下落しました。それを受けて本日の寄り付き直後に東京トウモロコシが260円安、東京一般大豆が600円安付近まで下落し、東京一般大豆は2日連続で大幅下落となりました。

 シカゴコーンにおけるファンドの買い越し枚数は、7月18日時点で今年最高となる17万7147枚を記録し、7月25日時点でも17万2065枚もあります。ファンドの買い越し枚数が今年最高に近い水準であることと、これから時間経過と共に天候プレミアムが低下することを考えると、今月中にファンドの手仕舞い売りが本格化する可能性もあります。そして、天候期待で買いポジションを続けてきた一般投資家の失望売りが本格化したあたりから、東京トウモロコシに対する買い場探しを始めることも一考かもしれません。
シカゴコーンのファンドポジション