昨夜のNY原油は、前日までの6営業日続伸と2カ月ぶりの50ドル台乗せを受けて利益確定の売りに圧迫されました。そして、今朝発表されたAPI週間石油在庫統計にも圧迫されました。現在のドバイ原油(東京原油)は、700円安付近で推移しております。

今朝発表されたAPI週間石油在庫統計は、原油が300万バレル減予想に対して180万バレル増、ガソリンが63万バレル減予想に対して480万バレル減、ディスティレートが52万バレル減予想に対して120万バレル減となり、クッシング原油が14万バレル増となりました。ガソリンが予想以上の減少となりましたが、原油が予想外の増加となりました。

6月24日の産油国会合でサウジアラビアが日量100万バレルの供給削減を発表したことや、ナイジェリアが日量180万バレルの生産上限に合意したことはサプライズでした。しかし、NY原油の6営業日続伸や2カ月ぶりの50ドル台乗せでそれらの強材料が織り込み済みとなったようです。しばらくは、次の展開待ちといったところでしょうか。